ベンケイソウ科カランコエ属 胡蝶の舞(こちょうのまい)の栽培暦と育て方

2012年02月20日 更新

満開の胡蝶の舞(コチョウノマイ)
学名
Kalanchoe laxiflora(*1)
園芸名
胡蝶の舞(コチョウノマイ)
性状
常緑多年草
原産地
マダガスカル
特徴
耐寒性は低く、葉色をきれいに保つには越冬温度は5度程度は必要。越冬中、1、2回程度でしたら明け方頃に急激に零度まで下がっても大丈夫のようです!耐暑性や強光線性は高く、我が家の株は遮光無しでも平気でしたが、水やりが頻繁になるので、30%程度遮光して風通しの良い涼しいところで管理した方が楽です。ただし風通しや涼しさを重んじ半日陰などに置くと直ぐに徒長しますので、冬場を除き屋外で管理しなるべく長い日照を与えることで、高さが抑えられしまった株になります。
カランコエ属は短日性があるので、花芽を着けるには9月頃から短日処理した方が確実に着けられるかもしれませんが、我が家では特に処理しなくても花芽は上がってきました。(着花時期や開花はかなり遅くなると思います)
開花期は初冬から春
株分けは挿し木で、葉挿しが面白いのでお勧め!なるべく大きな葉っぱを切り取っておくと、葉の縁のくぼみから子吹きます。子株が発根すれば古葉から子株をはずし、培養土に植え付けます。天頂部を切り取って挿し木も出来ますし、うまくいけば左の写真のように高さ13、4cmで花を着けることができます。茎の挿し木でも、また伏せて挿しても子吹きます。天頂部をカットした後の株は葉の着け根から新たに子吹きますので、切り取って挿すこともできます。


注記
1.学名ですが、Bryophyllum crenatumやBryophyllum fedtschenkoiなども使われていますが、ここではKalanchoe laxifloraを使用しています。


2010年02月13日
昨日ネコよけの棘を百均に買いに行ったら、珍しくミニ観葉と多肉が置いてありました。私のよく行く3軒の百均は、今まで植物が置いてあるところをほとんど見たこと無かったので、ラッキーでした。なんと子宝草の片親である胡蝶の舞(学名:Kalanchoe laxiflora)がありました。

子宝草の親 胡蝶の舞

白と黒の鉢があったので、1ヶずつ購入しました。これでも徒長が少ない、葉っぱのきれいな株です。こういった百均の植物は、値段と見栄えなどで、けっこう徒長させてあるのが多いです。本来ならこの高さの半分ぐらいで、同じ枚数の葉っぱが出ていなければいけません。
胡蝶の舞は、セイロンベンケイと同じで、落葉した葉っぱの縁に子供が出てきますので、増やす場合は葉っぱを土の上に置いておけばOKです。
胡蝶の舞は耐寒性は低いものの、耐暑性はかなりあり、真夏の強光線以外は直射光でもOKのはずですが、名札の裏にはレースのカーテン越しの室内で育てる、また夏場は毎日、冬場で5、6日に1回水やりするように書かれていました。
遮光されかつ加温された温室で、促成栽培で徒長させて育ててあるので、今の時期でも外で直射光浴びさせると、日焼けしたりするからこのような育て方が書かれているのでしょうか?それとも耐寒性がないので外で育てると枯れてしまう可能性を配慮して書かれているのでしょうか?
水を好むものほど、どちらかというと耐寒性が低いのは分かりますが、夏場毎日なんていうのはどうなんでしょうか?
栽培場所といい、水やりといい、どちらも私には理解できません?!
ということで私なりの育て方でいきたいと思います。
ですが、今までいろいろな場面で書いていますが、植物が新しい環境に慣れるまでには2ヶ月は必要です。
胡蝶の舞の場合だと、最低気温が7度を下回らなくなる4月中旬までは少しずつ場所を移動させながら屋外の直射光で栽培できるように慣らしていきます!

2010年03月11日
我が家の環境にもだいぶ慣れてきましたので、ベランダデビューさせました。
昨日まではベランダに面した部屋の最も日当たりの良い場所に置いていました。
ガラス1枚あるかないかで紫外線の量はかなり違いますので、最初は午前中2〜3時間に留めます。

胡蝶の舞

一般のガラスで紫外線は30%程度カットされます。
レースのカーテン越しでは60%以上カットされますので、いきなり室外に出すと大抵の植物は直ぐに日焼けしますので注意が必要です。
また日焼けしやすい条件としては、風が強い、空気が乾燥している、気温が高い、培養土が乾いているなどが挙げられます。
ですから今回ベランダデビューに当たって、昨日はたっぷり水やりしています。
また今日のように快晴ですが、湿度も高く、かつ気温も低い天候は、デビュー日和と言えます。

2010年03月25日
ベランダデビューしてから2週間近くになりますが、終日直射光を浴びても特に問題は無いようです。
そして我が家に来てから6枚目の新芽が出てきました。子宝草もそうですが、必ず2枚1組で出てきます。

胡蝶の舞

ここ数日はずっと雨ですが、2、3日晴れの日が続くと、けっこう培養土の乾きが早く、水切れすると、子宝草同様に葉っぱがフニャっと柔らかくなります。
1.5号ぐらいのビニールポットですので、培養土もほとんど入っていませんので、仕方ありません。ですから明日にでも、2株まとめて、3号鉢にでも植え替えようと思います。培養土はどうしようかな?子宝草は短毛丸とほぼ同じレシピにして良い感じなので、胡蝶の舞は短毛丸と同じレシピにしよう!!
って作るの面倒なだけじゃん!

2010年03月29日
植え替えました。というのも購入時は下葉が大きくて、まだそれほど不安定な感じは無かったのですが、新しい葉っぱが大きくなり頭でっかちになってきました。
しかも先日お伝えしましたように、ベランダデビューさせましたので、風で倒れやすくなってしまったものですから。

植え替え後の胡蝶の舞

1鉢ずつでも良かったのですが、今まで象牙丸で使ってた鉢(4.5号素焼き鉢)がちょうど乾燥、殺菌が終わったのがありましたので、2株一緒に植え込みました。
けっこう良い感じです!!
根鉢にはなっていましたが、あまり崩さず植え込みました。培養土はかなり軽いものが使われていましたが、以下のようなレシピで植え込んでいます。
レシピ
赤玉(2〜3mm)6:腐葉土2:たい肥1:日向土0.5:イズカライト0.5
鉢底にはパミス(天然の多孔質火成岩を選別6mm程度のものを使用)1cm程度敷きます。
たい肥は自家製サボテン専用です。
腐葉土は購入後一年間寝かせたものですが、さらに使用する1週間以上まえから苦土石灰と草木灰を少し混ぜて寝かしてあります。
肥料は有機肥料小粒(N:P:K=4:6:4)を適量、骨粉粒を少々です。

2010年06月04日
植え替えて2ヶ月と少し経ちましたが、2倍以上の大きさに育ちました。葉っぱの数も2倍ほどになりました。

大きく成長した胡蝶の舞

大きくなるだけで特にこれといった変化が無かったのですが、先日から脇芽?らしきものが出てきました。この全体像でもはっきり分かるほど伸びてきました。
特に左の株のはかなり長くなってきています。また右の株は4ヶ所からから出てきており、しかも同じ箇所から2本出てきたりしています。最初は気根かなとも思ったのですが、ある程度大きくなると分枝するとあったので脇芽ではないかと思っているのですが、どうでしょう??
それとこの胡蝶の舞ですが、現在すでに鉢底から根が出てきていたり、表土にも根が回ってきています。そしてこの頃天気だと1日で完全に鉢底まで乾いてしまいます。素焼き鉢ではなくプラ鉢にしておくべきでした。
でもこんなに早く大きくなるとは思っていなかったので軽いプラ鉢だったら簡単に転倒しやすくなっていたことは間違いないので、素 焼き鉢のほうが正解だったかもしれません?!

胡蝶の舞の脇芽らしきもの?

この写真は右側の株の脇芽?らしきものですが、これぐらいだと絶対気根に見えますよね?(これは気根でした!)

胡蝶の舞の脇芽らしきもの?

こちらは左の株の脇芽らしきものですが、だいぶ伸びてきてはいるのですが、芽になる気配がありません。これからどのようのな変化をしていくのでしょうかねぇ?!

2010年06月23日
前回の日記で脇芽が出て来たとお伝えしましたが、かなり長く伸びてきました。長いのは10cm近くあります。

分岐し始めた胡蝶の舞の脇芽?

そして写真のように先端がさらに分岐するようになりました。本当に脇芽なのかなぁ??(気根でした!)
どうもランナーなような気もするのですが?そしてやや太く黄色いのは気根のような感じもします。
先端が分岐し始めたのはこの1本だけですが、脇芽の数はすでに8本あり、しかも葉っぱの着け根が膨らみだしているのが10ヶ所ほどあるので、全部が脇芽になれば凄いことになりそうです!
それと根が鉢底からや表面から出て来ました。株の高さも30cmを超えてしまっているので、あまり大きくなるようでしたら、6号深鉢あたりに植え替えないと行けなくなるかもしれませんねぇ!!
現在はサボテンたちと同じベランダで直射光がガンガン当たるところで育てていますが、日焼けなどはしませんし、大変良く成長しています。
ただ真夏はどうなんでしょうかねぇ?もう少し遮光した方がいいのかな??

今日は強い雨が降ったかと思うと、突然晴れたりとよく分からない天気でした。6分咲きの西洋アジサイが強い雨でかなり倒されてしまいました。

2010年07月31日
最初は脇芽だと思っていましたが、その後ランナーのように思えてきました。ですがどうもランナーではなく気根みたいです。

胡蝶の舞

長く伸びた先端が表土に着くと一気に根を張ったみたいで、完全にぬけ無くなりました。ただこの接地した部分から新しい株が出てくるのか、それとも単純に根を張るだけなのかは分かりません。もしただの気根だとしたら、元々の根は完全に根詰まりして水を吸い上げられなくて、このような気根が出て来たことになりますので、植え替えた方がいいのかもしれません。でも気根だとしても、この数の多さはちょっと異常な感じです。

胡蝶の舞

かなり上部から株元までのほとんどの葉っぱの着け根から出て来ています。上部の方からだと地面まで20cm以上伸びないと接地できませんので、気根というにはちょっと変な気もします。しばらくは様子を見るしかありませんが、この気根らしきものが出て来てからは成長が止まったというか、新芽が一枚も出てきてい ませんので、接地して根を張ってから新たに株が出てくるような気がするのですがどうでしょうか??
話は変わりますが、この胡蝶の舞を購入した時の名札には、「レースのカーテン越しの室内で育てる、また夏場は毎日、冬場で5、6日に1回水やりする」ように書かれていました。現在は朝から晩まで遮光せずに直射光を当て続けてもへっちゃらにまでなっています。強光線に当たり続けているので、1日で完全に鉢底まで乾きますが、1〜2日ほど我慢して水やりしています。そうしないと徒長し易いみたいですので!
ただ直射光がずっと当たっていると、この気根らしきものが乾燥してパリパリになって折れたりするので、やや遮光したほうがいいのかもしれませんねぇ!!

2010年11月01日
ベンケイソウ科の胡蝶の舞(コチョウノマイ Kalanchoe laxiflora )が転倒し折れました。
もともと巨大になりすぎて自立出来ていなかったので、手すりにもたれさせて水やりしていたのですが、横風が吹いた ようで、お昼休みに見に行ったら、真横に吹っ飛んでいました。

折れた胡蝶の舞

鉢が4.5号13.5cmですから大きさが分かると思います。左側の細いのは全て気根です。株は折れていましたが気根は鉢に着いたままでしたが、仕方ないので全て切り落としました。鉢の方はそのままにしておいても新芽が出てくれると思いますが、折れた本体はどうするかな?
胡蝶の舞は葉っぱを切り取って置いておくとその葉っぱの縁に子宝草のように子株が出てくるので、1,2枚は葉挿しするつもりです。
天頂部は葉っぱ3,4枚着けて水挿しにして、残りも全部葉挿しにするか、適当に切り分けて水挿しにしておきますか?!
もうそろそろ胡蝶の舞の越冬温度ぎりぎりになってきているので、新芽が出てくれるかな??
胡蝶の舞は耐寒性が低く最低でも7度は欲しいですからねぇ!!
でもなんでこんなにでかくなったのかな??日の出丸や象牙丸などの横に置いて真夏も直射光を終日浴びていたので徒長するはず無いし、肥料も植え替え時の元肥だけですからね!天頂部の葉っぱ4,5枚は倒れやすくなって置き場所替えたのでやや徒長していますが、子宝草も同じく巨大になってしまったし、不思議で す!

2010年11月15日
先日胡蝶の舞が転倒し、折れたことはお伝えしましたが、その残った株元から新芽がいっぱい出て来ました。一時はどうなるか心配でしたが、一安心です!!

新芽が出てきた胡蝶の舞 新芽が出てきた胡蝶の舞

残っ たほとんどの葉っぱの着け根からかわいらしい新芽が出てきています。右の写真はもともとは下葉があったと思われる節の部分からも出て来ています。ですからカゲツと同じで、株分けするために葉っぱを切ってもまた同じ場所から新芽が出てくるので、かっこ悪くはならないみたいです!
折れた天頂部等ですが、天頂部は水挿し、途中の葉っぱは全て茎から外して陽当たりの良い室内に置き子吹きを待っています。
ですがもうそろそろ休眠期になりそうな気温の低さで すので、子吹きをする可能性はかなり低いと思われます。
胡蝶の舞は子宝草と違い、葉っぱを外して初めて葉っぱの周辺に子株が出てくるので、マザーリーフと 呼ばれているセイロンベンケイなどと同じなのです。

2010年11月23日
先日折れて残った株元から新芽が出てきたことはお伝えしましたが、折れた部分は、葉っぱだけにしておいたものと、茎に葉っぱを2,3枚着けて切っておいたものをざるに拡げて置いていたのですが、どちらも新芽が出てきました。

胡蝶の舞の新芽

こちらは茎に葉っぱを数枚着けておいたものですが、葉っぱが枯れると同時に、その着け根から新しく新芽が出てきました。しかもあっという間に大きくなり 5mmほどになりました。しかもほとんどの節の2箇所で新芽が出て来ています。元々のように1枚の葉っぱではなく、対になって出て来ていますので、もしか したら新芽の着け根から発根し、そこから株分け出来るようになるのかもしれません。

胡蝶の舞の子株

こちらは胡蝶の舞の真骨頂とも言える、葉の縁に子株が出てきました。これまで何度も登場しています子宝草は葉っぱの縁に子株ができるので有名ですが、この胡 蝶の舞も葉っぱの縁のくぼみから子株が出て来ます。ただし大きく異なるのは、この胡蝶の舞は葉っぱが茎から外れた状態で初めて出てくるのです。ですから1 枚の葉っぱに残っている栄養分全てを使い葉っぱの縁のくぼみに子株を着けるのです。現在はまだ出始めたばかりですので、葉っぱも少し色あせた程度ですが、 子株が大きくなるに従い、葉っぱ枯れていきます。本当は生育期に勢いのある立派な葉っぱを切り取れば葉の縁全てに立派な子株が出来るかもしれませんが、今回の様に休眠期に入る時期ですので、それほど多くは出てこない可能性が高いです。あと2週間もすればもう少し子株らしさが出てくるのではないかと思いますので、こちらも変化があればアップしていこうと思います!

2010年11月27日
茎付きの方はかなり大きくなってきましたので、土に挿しました。挿したといってもほとんど乗っけただけです。

挿し木した胡蝶の舞

以前に出ていた気根からまた新しい根がでるかもしれないと思ったので、立てて挿すのではなく、伏せ挿しにしました。
それと茎の切り口の状態から茎の下部からは根がでそうに思えませんでしたのでねぇ!
まあこちらは生命力も十分にあるので、どんな挿し方でもなんとかなるとは思いますが?
培養土はこちらもマミラリア標準で、表土は赤玉のみ、肥料は骨粉と有機肥料小粒少々です。4号浅鉢です。

胡蝶の舞の子株

こちらは葉っぱの縁のくぼみから出て来た子株です。先日よりは大きくなりましたし、三枚目の葉っぱまで出て来ました。
大きさはまだ2〜3mmほどですが、頑張っているようです。子株が大きくなるにつれて、葉っぱはかなり痛んできました。
こちらはもう少し大きくなり、発根すれば葉っぱから取り外し、数日間水に 浮かべて根が2〜3cmになれば培養土に植え込みます。

2010年11月28日
胡蝶の舞の折れた穂先の部分だけを水挿しにしていたのですが、発根しましたので、培養土に植え込みました。
左の写真の方はまだ少ししか発根していませんが、右は8mmほどにまでなっていました。

発根した胡蝶の舞 発根した胡蝶の舞

今回はガラスのような根に陽が当たる瓶ではなく、陶器の小型のとっくりのようなものに挿していました。今までの経験からすると水挿しにする場合、陽が入るような透明な容器を嫌う品種もけっこうあるからです。この胡蝶の舞は初めてでしたので光が通らない陶器にしたのです。

植え込んだ胡蝶の舞 新芽がでてきた胡蝶の舞

3号鉢に2本とも植え込みました。水挿しの間、穂先は少し傾き、下部もJ字のように曲がったのでちょっと変な形になってしまいました。
根が張ればしゃんとするでしょう?!

培養土は以下の通りです。
赤玉(2〜3mm)6:腐葉土2:たい肥1:日向土0.5:イズカライト0.5
鉢底にはパミス(天然の多孔質火成岩を選別6mm程度のものを使用)1cm程度敷きます。
たい肥は自家製サボテン専用です。
腐葉土は購入後一年間寝かせたものですが、さらに使用する1週間以上まえから苦土石灰と草木灰を少し混ぜて寝かしてあります。肥料は有機肥料小粒(N:P:K=4:6:4)を適量、骨粉粒を少々です。
春に植え替えた培養土と同じです。

右の写真は折れて残った株元です。こちらも節から新芽が沢山出てきました。こんな風になるのでしたら、最初からある程度大きくなったところで摘心しておけば良い感じに仕立てられたのですけどねぇ!!
左の鉢は春になったら摘心して仕立てましょう!!

2010年12月07日
子株ですが、だいぶ大きくなってきました。
切った葉っぱは30枚ほどあるのですが、そのほとんどに子株が出て来ましたので、もの凄い数になりそうです。

胡蝶の舞の子株

左の葉っぱは平均よりやや成長している子株です。
右の葉っぱは一番成長している子株で4枚葉っぱがでています。子宝草だったらそろそろ発根しても良い大きさなのですが、まだ気配はありません。
葉っぱはあまり陽当たりの良いところに置いておくと子株が大きくなる前に干からびてしまうので、明るい日陰ぐらいがよさそうです。
それと子株は葉っぱの表側に 出てくるので、裏返しにしていると子吹き難いようです。
葉っぱの大きいものほど早く子吹き、数もやはり多そうです。
子宝草も子株は取れやすいですが、胡蝶の舞はもっと取れやすく、まだ葉っぱが1枚しか無いような小さなものでも、ちょっとしたことで取れてしまうので、取り扱いには注意が必要です。

2010年12月20日
発根しました。
この子株は陽当たりは良くありませんが、暖かな居間に置いておいた葉っぱのもので、7枚の葉っぱで10ヶの子株の発根が確認できました。

胡蝶の舞の子株発根 胡蝶の舞の子株発根

左の写真の右の2ヶが発根しています。1本だけ発根しているように見えますが、葉っぱから外してみると、なんと3本発根していました。ですから根は葉っぱの 表側(写真では見えていない側)に2本、裏側に1本出ているということです。何故同じ側に発根しないのでしょうかねぇ??
子宝草のように茎に葉っ ぱが着いている状態で、子株がでて、その子株が落ちて根付くにはいろんな所から発根していた方が、根を張りやすいかもしれませんが、胡蝶の舞のように葉っ ぱが落ちてから子吹き、発根するのであれば、落ちた状態の下側から発根すれば良いはずなのですが、何故か10ヶのうち7ヶは両側に発根していました。3ヶ はまだ1本しか発根していませんでしたが、すべて下側から発根していました。発根したのはすべて取り外し水に浮かべました。ただまだ葉っぱがしっかりして いるので、子株はけっこう外しにくく、根が切れてしまったのもありました。この葉っぱは室温の高い居間に置いていたので、ほとんど変色することなくきれいな緑色です、でも陽当たりは良くないので、子株でも徒長しています。あと気温は低いですが陽当たりの良い場所に置いているものや、同じく気温が低く午前中 だけ陽が当たる場所に置いているもの、それらの場所で水に浮かべているものでは、子吹きはしていますが、発根はしていません。気温が低過ぎるようです。
また陽当たりが良い部屋のものは葉っぱの乾燥が早く子吹きの数も、居間や半日陰のものに比べると半分以下です。ですから胡蝶の間の子吹きには、午前中陽が当たり午後からは明るい日陰で夜間も気温が下がらない場所が、良さそうです。水に浮かべているのは、そのまま新聞紙などの上に置いているのとほとんど変わり ませんが、どちらかというと子吹きの数はやや少なめです。

2011年01月11日
子株ですが、だいぶ数が増えてきましたし、けっこうしっかりした子株になってきました。

落ちた葉っぱの縁から出てくる胡蝶の舞の子株

ただ日中、陽差しのある室内の窓際に置いていますが、夜間は2度以下まで下がるのでなかなか発根しないようです。前回紹介した、日差しはあまりないものの暖かな室内に置いておくと発根しやすいのですが、かなり徒長気味になるので、難しいところです。今の時期にこんな事やっているのが、もともと無茶なのですが、なんとか春には沢山の子株を植え付けてみたいと思っているので、試行錯誤でやっています!水に浮かべた葉っぱは水温が低いので子吹きそのものも数が少ないですし、子吹きした葉っぱを水に浮かべてもやはり発根しませんのでねぇ!!

茎挿しした胡蝶の舞

こちらは茎挿しした鉢ですが、葉っぱには子株は出ず、もともとの葉っぱの着け根から新たに子株が出て来ています。葉の着け根からは子株だけではなく、もとも と気根も出ていましたので、その切った気根からは新根が出てきていますので、このままでもそのまま根付いてくれそうです。

胡蝶の舞の子吹き

こちらは元の株です。この株も葉っぱはからは子吹きは出ず、葉っぱの着け根から子株が出ています。
しかも葉っぱが取れたところからだけ今のところ出ていますので、胡蝶の舞の子吹きは葉っぱが取れることが重要な因子のようです!

2011年02月07日
葉っぱについた子株ですが、あまり大きくもならないし、発根もあまりしないし、また発根した子株を水に浮かべておいても、子宝草のように根がどんどん成長するなんてこともないので、葉っぱから切り離し、挿し木にしました。

胡蝶の舞の挿し木

通常の草花培養土に表土だけ赤玉小粒です。多肉植物として多肉用の排水性の良い培養土で植え付けたりすると、水やりが頻繁になるので、草花用にしました。
室内でもまだまだ寒い日があると思いますが、半分ぐらいはちゃんと根付いてくれるでしょう?
たぶん??

2011年02月23日
折れた穂先2本を昨年(2010年)11月28日に3号鉢に植え付けました。当初から少し穂先が曲がっていたのですが、年明け以降さらに曲がってきていました。
この寒さがかなり厳しいのだと思っていましたが、本日水やりのためによく見てみると、なんと花芽が出ているではありませんか!

胡蝶の舞の花芽 胡蝶の舞の花芽

しかも2本とも出ています。
一つはかなりピンクに色づいてきています。
もう一ヶはまだ緑色ですが、この暖かさで直ぐに色づいてくれるでしょう?!
もしかしたら子宝草より早く開花するかも?!

胡蝶の舞の花芽?

株元ですが、子株とはずいぶん感じが違いますので、もしかしたらこれも花芽かも???

今日も暖かいですねぇ!しかも湿度が低いので本当に鉢が乾きます。1週間前に水やりしたサボテンたちの鉢も鉢底まで完全に乾いています。まあまだかなり暖かな日が続くようですので、多くの鉢に水やりしました。

2011年02月25日
昨日のお昼休みに土落とし、根切りをおこない乾燥していた胡蝶の舞の親株(折れて残った株元)を朝一で植え込みました。

根詰まりした胡蝶の舞 鉢から抜いた胡蝶の舞

先週水やりした時、水はけがたいへん悪くなっていたので、植え替えることにしました。
鉢から抜くととんでもない根鉢でした。
まあ折れる前までは高さ40cm ほどになっていたわけですから、根詰まりしていてもおかしくはありません。
しかも素焼き鉢なので周囲に張り付くのも良くありませんのでねぇ!

土を落とした胡蝶の舞 根を整理した胡蝶の舞

茎の下部は既に木質化しており、根もかなり太い。最初ランナーと間違えていた気根も小枝のようだったので、当然根も枝のように太く固いです。
根はかなり切り詰めました。その後半日乾燥させて起きました。

植え込んだ胡蝶の舞

もう1回り小さな鉢で植え込もうと思っていましたが、根がかなり固いので、元の4.5号の素焼き鉢にしました。

培養土のレシピは昨年と同じで以下の通りです。
赤玉(2〜3mm)6:腐葉土2:たい肥1:日向土0.5:イズカライト0.5
鉢底にはパミス(天然の多孔質火成岩を選別6mm程度のものを使用)1cm程度敷きます。
たい肥は自家製サボテン専用です。
腐葉土は購入後一年間寝かせたものですが、さらに使用する1週間以上まえから苦土石灰と草木灰を少し混ぜて寝かしてあります。肥料は有機肥料小粒(N:P:K=4:6:4)を少量、骨粉粒を少々です。

昨年は爆発的に大きくなったので、肥料はかなり少なめにしました。
株元や節から小さな脇芽が出て来ていますので、根が張り脇芽の生長が見られれば、汚い下葉は落とす予定です。

2011年03月09日
花芽もだいぶ膨らんできました。
そして葉っぱの着け根から花芽らしきものが出ていると前回言っていましたが、これは花芽ではなく子株のようです。

カランコエ属胡蝶の舞の花芽

株の大きさは左の少し大きい株で高さ14cm、右が12cm強ですので、たいへんかわいらしいサイズです!
3号鉢でも少し大きいぐらいですが、根はかなり太く直根性が強いのでこれぐらいの深さの鉢が必要です。
子宝草もこの胡蝶の舞もたいへんゆっくり花芽が大きくなっているので、いつ開花するのか予想がまったくつきませんねぇ!!
それとここ数週間暖かくなったり、 寒くなったりの繰り返しなので、ちょっと戸惑っている感じもします!
子宝草や胡蝶の舞は多肉植物というより耐寒性の低い観葉植物的な性状ですので、なるべく温度変化の 少ない温暖な気候が向いている気がします。

2011年03月21日
2月7日に挿し木した胡蝶の舞の子株ですが、だいぶ生長したみたいです!
ただ中には全く変わっていないのもあるようですが、子宝草もそうですが、この胡蝶の舞もやはり小さな株は生長が遅いようです。

生長した胡蝶の舞の挿し木

これまではずっと室内のガラス越しでしたが、また徒長しそうな雰囲気もあるので、徐々に陽に当てないといけませんねぇ!
株分けした鉢や天芽の挿し木などは既に日中はベランダに出して直射光当てっぱなしでOKなので、もうこのサイズなら大丈夫でしょう?!
でもまだ葉っぱに着いたままの子株が200ヶほどあるのです!
半分は別宅に持って行ったので、向こうで大きめの鉢に全て植え込むつもりですが、こちらはスペースも無くなってきているので、どうするかな?!
子宝草と同じで胡蝶の舞もいくらでも増えるので、処分する勇気も必要になってきますねぇ!!

2011年03月30日
花芽もだいぶ膨らんできましたし、ピンクに色づいてきました。葉っぱの着け根からの子株もだいぶ大きくなりましたねぇ!

膨らみ始めた胡蝶の舞の花芽

胡蝶の舞も耐寒性は低いので、まだ夜間は室内に取り込まないといけませんが、日中は屋外でも過ごせる季節になってきましたので、挿し木なども含めて日中は全てベランダに出しています!
胡蝶の舞も子宝草と同じで日照時間が短いと徒長し易いので、室内での冬越し時は水やりや肥料を抑えていましたが、そろそろ肥料を与えても良い時期になってきましたので、水やりを兼ねて液肥を与えました。
最近の観葉植物用や草花用の液肥は窒素分が多めになってきていますので、かなり薄めに与えたほうがいいみたいです。
この鉢には窒素分ゼロのPKだけの液肥を2000倍で与えました!

2011年04月12日
カランコエ属 胡蝶の舞(Kalanchoe laxiflora)の開花が始まりました。
昨日見ていなかったのでもしかしたら昨日から開き始めていたのかもしれませんが?!

開花が始まった胡蝶の舞

まだ1輪だけですが、顎が開きオレンジ色の花弁が伸びて出て来ました!葯もかわいらしいですね!!
最低気温が10度ぐらい確保出来れば1月頃から開花するようですが、我が家のように室内でも0度まで下がる環境では十分暖かくなった今頃から開花するようです。
子宝草も本来は冬から開花するのですが、同様に我が家では開花は春以降になるようです。
でも我が家の子宝草は花芽が多すぎるのと、下葉を落としすぎた、大き くなりすぎて室内にしか置けず完全な日照不足等の理由によりまだ開花には至っておりません!少し花弁が伸びてきたのは何ヶはありますがまだ緑色ですし ねぇ!
本当に咲いてくれるか心配です!!

今朝のベランダは3.3度まで下がりました。ですが今日も快晴で、既に15度を超えていて大変暖かです!

2011年04月17日
開花した始めたのは12日にお伝えしましたが、以降少しずつですが開花数が増えてきました。

カランコエ属 胡蝶の舞の花

1輪がどれぐらい開花日数があるのか分かりませんので、1輪開花するごとに撮影しています。
左の株は高さ14cmで3輪開花中、右の株は高さ12cmで1輪 開花しています。
蕾が5、6ヶしか着いていないので満開でも見応えは無いかもしれませんが、逆にこれぐらいの方がかわいらしいかも?!
葉っぱの着け根からの子株はどんどん大きくなっていますので、そろそろ切り離して植え付けた方が親株の開花も早くなるかもしれませんねぇ!
でも子株は自宅と別宅で合わせて120株ほど植え付けたので、これ以上あってもねぇ!しばらくこのままにしておきましょうか!!

今朝のベランダは2.2度でした。久しぶりに寒かったですねぇ!でも昨日と違い朝から日差しがありますので、今の時間ベランダは暖かいです!

2011年04月23日
カランコエ属 胡蝶の舞(Kalanchoe laxiflora)ですが、8輪目までが開花しました。
12日に1輪目が開花したわけですが、1輪の開花日数はけっこう長いようです!
写真は昨日夕方一瞬晴れたときに撮影したものです!!

8輪目まで開花した胡蝶の舞 挿し木2ヶ月半の胡蝶の舞

最初小さな花芽と思っていたものはどうやら葉のようですので、蕾は残すところ1輪だけとなりました。
まあ昨年倒れて折れた天芽を挿し木した株ですので、花数はこんなに少ないですが、本来は子宝草と同じぐらい花は着きます!
右の写真は2月に挿し木した株です。ずいぶん大きくなりました。自宅には70株別宅には50株の挿し木がありますが、こんなに増やしてどうするつもりなのでしょう?!

今日は日照ゼロ、最高気温も15度と肌寒かったですねぇ!
雨も結構強く降ったときがあり、馬酔木の花がかなり落ちました。また新芽が伸びてきていたギボウシ もペッシャンコになりました。明日は霜注意報が出ていますので、子宝草と胡蝶の舞は室内に待避です。この冬見てきた限りでは、どちらかというと子宝草より 胡蝶の舞の方がやや耐寒性は高そうですねぇ!

2011年04月26日
9輪全て開花し、満開になりました!大きい株が6輪、小さい株が3輪です。小さい株にはあと2ヶ花芽が着いていますが、大きくなりませんでした。

満開の胡蝶の舞 8分咲きの子宝草

子宝草(Kalanchoe 'Crenatodaigremontianum')は半数近い花芽は干からび落ちましたが、残った蕾はなんとか8分程度は開花しました。
ですがシベはあるものの葯が無かったりと、かなり変なのが多いです!
花弁の色も黄緑から少し赤みを帯びた黄色になってきましたが、左の胡蝶の舞のような色になるにはかなりかかりそうです。

今日も変な天気でした。日照はほとんどなく、湿度が高く、気温も22度を超え少し蒸し暑い感じでした。朝の投稿でも書いていますが、マミラリア、帝玉は半開、緑花雪晃も2輪は萎み他も蕾んでしまいました。雪晃だけが24時間営業中です!!
百日紅に新芽がようやく出て来ました。例年より2週間遅れ、それとアッツザクラは4月も最終週になっても芽の出る気配がありませんねぇ!

2011年05月07日
花が終わり花がらが落ち始めましたので、胡蝶の舞を切り戻しました。
切り戻し前の写真は取り忘れたので、満開時の写真でご勘弁を!

満開の胡蝶の舞 切り戻した胡蝶の舞

古葉の着け根から新芽が出ているところで切り戻しています。
まあ一番下で切り戻して、途中部分は挿し木でも良いのですが、もう120株以上あるので、ちょっ とかっこ悪いですが、中途半端なところで切り戻しています!
右の写真の手前の表土の上に見えるのは、プロミック置き肥です。昨年11月末に植え替えていますが、たいして肥料入れていないのでお礼肥のつもりで1ヶ置いています。胡蝶の舞も水を欲しがる方ですが、水やりが多いと徒長し易いので、やや控えめにし た方がいいようです。
またきれいな緑色を保つなら夏場は遮光したほうがいいですが、遮光無しでも日焼けで枯れたりはしませんでしたので、しばらくは遮光無しで、十分日照を与えて管理していきます!

2011年06月16日
2月から挿し木を始めたカランコエ属 胡蝶の舞(Kalanchoe laxiflora)ですが、1株も脱落することなく、生長しました。
そしてこんなに増えてしまいました!写真は昨日のものです。

増えすぎた胡蝶の舞

昨年2月に百均で2株購入したのが、120株以上になりました。自宅には現在72株ですが、別宅に50株以上あります!
それと先月花が終わり切り戻した天芽の挿し木ですが、葉の着け根から新芽が沢山出てきていたので、古葉を切りました。すると下の写真のように3cmほどの小さな古葉でも、切るとやはり子吹きするようです!

切った葉から子吹きが出てきた胡蝶の舞

胡蝶の舞はこんな小さな株でも直射光で問題ありませんが、培養土の乾燥には弱く、3日も水やりしないと下葉が枯れてきますので、現在は少量の水を毎日与えて います。
ただちょっと光量が不足すると徒長しますので、水やりのタイミングはけっこう難しいです。特に極薄の液肥でも与えると爆発的に生長するので、与え ない方が無難です。高さが5cmを超えた株からポットに移植する予定です!!でも子宝草といい、胡蝶の舞といい増えすぎです!

2011年07月13日
胡蝶の舞の挿し木ですが、別宅の株を除き1株も脱落することなく見事に生長しました。大きい株で、10cmを超えています。

大きく生長した胡蝶の舞の挿し木

現在もずっと直射光で栽培していますが、日焼けなどはまったくありません。
ただ水やりはかなり難しく、晴れていれば毎日与えないと下葉がすぐに落ちてしまい ますが、日照不足が続くとあっというまに徒長してしまいます。
ですからなるべく保水量の少ない培養土で植え付けると管理がしやすいです。
左側に影がでてい ますが、洗濯物の影です。今日はたくさん干してありますので、日陰もかなりできています!!

別宅の挿し木ですが、順調に育っていたのです が、平鉢で栽培していたためか、猫か鳩かが掘り返してしまいました。
周りに猫の足跡があったので猫と思いますが、鳩も自宅ではよく多肉を引きちぎったりするので、可能性も無きにしも非ずです。
そのあと50株も植えつけ直すのは面倒なので、いつものようにとりあえず地植え(ばらまいただけ)にしました。半分ぐらいは根付いたようです。

2011年08月15日
別宅の地植えのカランコエ属 胡蝶の舞(Kalanchoe laxiflora)です。
50株を挿し木した鉢を猫に全て掘り起こされたので、庭にばらまいておいた株です!

地植えの胡蝶の舞 地植えの胡蝶の舞

左の写真は35株ほどあり、1株も脱落していないようです。
ただ大葉ギボウシやナンテンなどの影になるので徒長気味です。
右の写真は短毛丸や花盛丸を地植え している通路の端にばらまいた胡蝶の舞です。
こちらは日差しがかなり厳しいので徒長せず、かなり良い感じです!こちらも10株以上ありますので、全て根付 いたみたいです!!
ただいずれにしても越冬はできないので、9月中には鉢植えに戻さないといけません!!

2011年11月13日
カランコエ属 胡蝶の舞(Kalanchoe laxiflora)に昨年に続き花芽が出て来ました。
正確に言うと花芽を着ける花軸が出て来ました!

胡蝶の舞の花芽 胡蝶の舞の花芽

左右どちらの写真にも首をかしげたような葉っぱがありますが、この首をかしげた部分が花軸です!
そしてその先端から、かわいらしいいくつかの蕾がぶら下がります!

胡蝶の舞の花芽 胡蝶の舞の花芽

上の写真は今年2月のものです。昨年も同じ時期に花軸が出て来ましたが、転倒し株元から折れてしまい、いくつかに分断し挿し木し直したため、花芽が出るまでかなり時間がかかりました。ですが今年は順調に生育してきていますので、昨年よりははやく花芽が出てくると思います。

胡蝶の舞の花

この株には2枚の写真以外に2つの花軸が出て来ていますので、計4本の花軸が出ているので上の写真の開花時よりはずっと華やかになりそうです!!

全ての挿し木が大きく生長した胡蝶の舞

挿 し木した株です。
1株も脱落することなくとんでもなく生長しました。現在も門扉の上で外に出しっぱなしです!
今は午前中陽がほとんど当たらないのでかなり 色も悪くなってきましたので、そろそろ場所移動させたいのですが、もう置き場所がありません!
短毛丸や花盛丸も現在陽当たりの悪い場所に大半が置かれてい る状況ですからねぇ!!

今日は朝からほどほどの日差しです!昨日の続きでイヌマキ、ヒバ、加えて猛烈に混み合っている2本の椿の透かしを行う予定です!時間があれば松やプリペットの剪定もそろそろ始めたいですが、ゴミ袋を置く場所もないので火曜日のゴミ出し以降しか無理かな??

2011年12月10日
昨年に続き花芽が出てきたことは既にお伝えしていますが、その花芽から蕾が出て来ました。
昨年は1つの花房に4ヶと5ヶの蕾でしたが、今年は8ヶ以上ありそうです!この緑色の蕾が徐々にピンク色からオレンジになり開花します!!

蕾は見え始めた胡蝶の舞の花房

昨年11月28日に転倒し、茎が折れ、その天頂部分を挿し木したので、蕾の上がりはかなり遅く(今年の2月の中旬頃)なってしまいましたが、今年は順調に生長したので、2ヶ月も早く蕾が出て来ました。最初は4株に花芽が出たと思っていましたが、1株は花芽ではなく新芽になってしまいましたので、3株だけに花芽が着きました。でも蕾の数はどれも昨年以上には着いていそうなので、今年の春の開花より賑やかにはなってくれそうです?!
胡蝶の舞の冬の管理ですが、耐寒性はありませんので、最低気温が5度以下になる時は夜間室内に取り込みます。日中は簡易ビニール温室などに入れ、屋外で管理するほうがいいと思 います。また断水して耐寒性を上げようとすると直ぐに下葉が枯れ出しますので、冬の間でも月2〜3回程度の水やりは必要です!
胡蝶の舞の増やし方は、大きくなった葉を切り落とし、そのまま置いておきますとその葉の周辺から新芽が出て来ます。葉っぱが5枚程度になったら、その新芽を外し、土に植えます。元々あった株の挿し木より、新芽を出させたほうが耐寒性が改善される感じがします。

2011年12月28日
花芽もだいぶ大きくなってきました。3株とも蕾がたくさん見えるようになってきました!

蕾がはっきり分かるようになった胡蝶の舞

昨年より2ヶ月ほど早い蕾の展開なのですが、いかんせん我が家は室内でも零度近くまで下がりますので、いつ頃開花してくれるかは、まったく予想できませんねぇ?!
ただ挿し木で更新した株などを見ていると、子宝草は今の時期外に出しっぱなしだともう溶ける寸前ですが、胡蝶の舞は大変しっかりしていますので、かなり耐寒性が出て来ている感じです?!
耐寒性が出て来たから、気温が低くても開花するとは限りませんが、以外と2月ぐらいに開花してくれるかも??

2012年01月10日
子宝草の片親であるカランコエ属 胡蝶の舞(Kalanchoe laxiflora)の花芽ですが、だいぶ膨らんできました!
柔らかな陽射しに蕾が透けて見えて大変綺麗でしたので、お昼休みに撮影しました。

光で中が透けて見える胡蝶の舞の花芽 2011年4月に開花した時の胡蝶の舞

中が透けて見えているこのやや細長い卵のような形をしたものは顎で、この顎の色が右の写真ようなピンク色に色づくとその先端が開き中から、オレンジ色の花びらが出て来ます。左の写真では透けて見える花びらはかなり小さいので、開花にはまだ少しかかるようです?!
右の写真は昨年(2011年)4月に開花した時のものですが、この時は株が小さく蕾も1株に4、5ヶしか着きませんでした。
ですかが今年は、まだ小さな蕾もありますが、1株に19ヶ着いていますので、開花するとずいぶん華やかになると思いますので、開花が楽しみです!!
胡蝶の舞も耐寒性が低いので、基本は夜間室内管理となりますが、葉を切り、周辺に新芽を出させ、新たに挿し木した株は耐寒性も上がるようで、単純に挿し木した株よりはだいぶありそうです。でも水が切れると冬場でも下葉が枯れ出すので、水やりは今でも10日1回程度は必要なので、結局は夜間室内取り込みになりますが!!

2012年01月24日
花芽ですが、花軸も伸びまた蕾も膨らみ、昨年の開花時とはずいぶん違った感じになってきました。

胡蝶の舞の花芽

花軸は上部で3つに分岐し、中央の1軸には1ヶの蕾が、左右の花軸には9ヶ蕾が着いています。ですから1株に19ヶ花が咲くみたいです。
3株に花軸が上がっ ていますので、うまくいけば57輪開花するみたいです!ただ向きがバラバラなのでこんな感じにしか撮れませんがご勘弁を!

さて表題の株分けですが、これまで株分けは5月、11月に行いましたが、気温が高ければ2週間ぐらいで、低くても1ヶ月ちょっとで子株が出て来ました。
今回は最も寒い時期ですが、ちゃんと子株が出るかどうかの実験です!
まず親株を用意します。

胡蝶の舞 切り落とした胡蝶の舞の葉

左の写真の株を親株としておきます!
生長点の緑の葉っぱより下の大きめの葉を切ります。そして右の写真の様に並べます。
今の時期ならなるべく暖かい明るい窓 際ぐらいに置いておきます。直射光が当たったりすると仔吹き前に枯れやすいので、レースのカーテン越しぐらいの遮光は必要です。
たぶん2〜3ヶ月ぐらいで 下の写真のように葉の縁に子株が出て来ると思います!
胡蝶の舞は子宝草と違って、葉っぱを切らないと子株が出て来ませんので、出来るだけ大きい葉っぱを切 ります。

切り落とした葉の縁から子株が出て来た胡蝶の舞

発根した子株や発根していなくても5枚ぐらい葉っぱが出た子株は縁から順次外していくと他の子株の生長が早くなりますので、いつまでも着けておかず、外して培養土に植え込みます!子株を外す時は根が切れやすいので注意!!
こんな感じで1株あればすぐに30株ぐらいに増えますし、挿し木も出来ますので、株元で切り戻し、枝を2節ごとに切り、上下間違わないで培養土に挿すか、表土に伏せておいても、発根し新芽が出てきますので挿し木も簡単です!

2012年02月17日
カランコエ属 胡蝶の舞(Kalanchoe laxiflora)の花芽ですが、室内管理していますが気温が低いので、なかなか膨らんではくれません。
でも1輪だけ顎が開いて来ました。

顎が開き始めた胡蝶の舞

しかもこの株だけ天頂部の蕾が3ヶ着いています。
中の花びらが透けて見えていますが、まだ花びらの色は薄い黄緑色です。花びらはオレンジ色になって出て来ますので、だいぶ先になりそうですが、昨年同時期よりは生長していますので、もしかしたら3月中に開花してくれるかもしれせんねぇ?!
まだしばらくは気温が低いので、日中も室内管理が続きそうです。

続く・・・・・・・



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cometの栽培環境
関西中部の高温多湿、冬はけっこう寒い地域で、多肉植物にとってもわりと厳しい環境です。2011年のベランダ温度はマイナス5.9度からプラス42.2度でした。
基本は無加温、防寒、防風処理なしのベランダもしくは屋外栽培です。
居住地は風の通り道にあるようで、日照が無くても表土は割と早く乾きます。
水は基本的には雨水(弱酸性)を使用。貯めた雨水を使う場合と雨の日に外に出す場合とがあります。
水道水はPh5.8以上〜8.6以下に定められていますが、多くはPh7以上、地域によっては8以上のアルカリ性ですので、水道水をそのまま使うことはありません。私の町の浄水場のPhは7.39(2008年3月問い合わせ時)
水道水を使う場合は浄水器を通した水を前日かそれ以上前に充分攪拌し汲み置きして使います。また弱酸性にするために500倍程度になるように木酢液を添加することもあります。
培養土のレシピ等もまだまだ試行錯誤の段階です。
もし参考にされる場合は、株の健康状態、ご自身の栽培環境等十分に考慮し自己責任でお願いします。

このページは、Cometのサボテン栽培日記で投稿した内容をまとめたものを、その後の経験等に基づき、随時加筆や修正しています。

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