ベンケイソウ科クラッスラ属 火祭り(ひまつり)の栽培暦と育て方

2011年03月01日 修正

学名
Crassula capitella ssp. thyrsifolia 'Flame' (*1)
園芸名
火祭り(ヒマツリ)
性状
常緑多年草
原産地
南アフリカ
特徴
耐寒性、耐暑性(*2)ともに高く、寒冷地を除き屋外で栽培可能。1年を通じ屋外で管理し強光線で栽培することでしまった株になる。
また秋から水やりや肥料を抑え、良く陽に当てることと、ある程度の寒さに当てることできれいに紅葉する。(水が切れない地植え株や暖かな室内の鉢植えは紅葉しにくい)
開花期は初秋から冬
株分けは挿し木(2週間から1ヶ月で発根します)で春か秋。

本種によく似た紅葉(もみじ)祭りは火祭りと赤鬼城(Crassula fusca)との交配種です。紅葉祭りの管理は火祭りに準じます。赤鬼城の特徴がでると葉っぱがやや細長くなり、火祭りの特徴がでると葉っぱは短くやや丸くなるようです!

注記
1.学名ですが、Crassula erosula 'Campfire'も使われていますが、Crassula erosulaはCrassula capitellaのシノニムとして扱われているようですので、ここではCrassula capitellaを使用しています。園芸品種名ですが、FlameやCampfireが用いられているようですが、ここではFlameを使用しています。

2.2011年1月31日のマイナス5.9度でも全く問題ないようですし、2010年の酷暑(8月の平均最高気温が35.3度、平均最低気温が26.3度、直射光が当たっている表土付近は50度を超える)も平気でしたので耐寒性、耐暑性共にかなりあると考えています。

2009年5月16日
近所の人から多肉植物をもらいました。葉の形が金のなる木に似ているのでクラッスラ属を調べてみました。紅葉祭り、火祭りの2種とよく似ています。火祭りのほうが葉の厚みが若干薄い感じで、よく似ていますし、栽培数が多いのは火祭りと思われますので、火祭りとしておきます。

クラッスラ属火祭り

培養土を見たところ、市販のサボテン、多肉の土で植え込まれているようです。
屋外に出しっぱなしだったようでけっこう汚れているのと、株が鉢からはみ出しているので、天気が良くなれば洗って、一回り大きな鉢(4号)に植え替えようと思います。

5月下旬から8月上旬の水やり
ずぼらをして植え替えなかったことと、置き場所として表の門扉の上(この時期、日の出から日の入りまで、日照時間がもっとも長く取れる場所です)に置いたこと、ほとんど保水力のない培養土に加え、土の量そのものがほとんど入っていないこともあり、水やりしても半日で底まで乾燥してしまう状態でした。ですから水やりは3〜5日1回程度の水やりになりました。
また梅雨の間も、ずっと雨に当てました。

2009年8月10日
火祭りくんになんと花芽?が出てきているではありませんか!(見たこと無いので100%花芽だとは言い切れませんが)

クラッスラ属火祭りの花芽

花芽?は全部で3ヶありました。火祭りの花は夏の終わり頃から翌年の2月いっぱい頃までとかなり長い期間咲くようですので楽しみです!

2009年8月22日
花芽ですが、かなり伸びてきました。株が大きければ20cm以上にまで花芽は伸びるようですが、我が家の火祭りくんはまだまだ小さいので、どれぐらい伸びるのでしょうか?

火祭りの花芽

現在8cmほどになっています。先端はいくつかに分枝しそうな感じです。
他の多肉植物の照波や巻絹などは現在休眠中で、ほとんど変化はありませんが、火祭りくんは休眠しないようです。
もう一回りぐらい大きな鉢に植え替えた方が良さそうなのですが、現在花芽が出ていますからね!
そうっと鉢増し(根鉢を一切崩さずに一回り大きな鉢に植え替えること)でもするかな?!

2009年9月06日
火祭りくんの花芽が大きくなったのはいいのですが(最大のは18cmほどになりました)、ほぼ毎日水やりしないと花芽が垂れるようになってきました。水がうまく吸い上げられていない感じです。こういう場合一番に考えられるのは根詰まりです。このままの状態が続くと根腐れしてきて枯れてしまいます。
ということで昨日植え替えをしました。

植え替え後の火祭り

もともとは2.5号鉢でしたが、4号のやや浅めの鉢に植え替えました。今回は花芽も付けている最中なので、鉢底付近の防虫ネットを取り除き、土を少し落とし、周辺はカッターで少し切り込みを入れて回っている根を少しだけ切るに留めました。
元々の培養土は市販のサボテン、多肉の培養土のようだったので、けっこう軽い培養土でした。これよりも少し保水力があり、排水性が近い培養土は我が家ではマミラリアの標準培養土が近いと思いましたので、これにしました。
培養土のレシピは以下の通りです。
赤玉(2〜3mm)4:日向土3:腐葉土1:たい肥1:バーミキュライト0.5:イズカライト0.5
鉢底にはパミス(天然の多孔質火成岩を選別6〜8mm程度のものを使用)1cm程度敷きます。
たい肥は自家製サボテン専用
腐葉土は使用する1週間以上まえから苦土石灰と草木灰を少し混ぜて寝かしてあります。
肥料は有機肥料小粒(N:P:K=4:6:4)を少量、骨粉粒(赤玉土等による燐酸分吸着補正分)を少々入れています。
植え替えて、まだ半日しか経っていませんが、正解だったようです。花芽がまだ少し垂れていますがこんな垂れ方ではありませんでしたし、もちろん昨日から水やりはしていませんが、2本はかなりしっかり立っていますので大丈夫なようです。少しは根を切ったりしていますので、真昼の直射光は少しきついので1週間ほどは半日陰に入れて、 管理していきます。

2009年9月16日
開花が始まりました。すべての花芽で1、2ヶの蕾の先端が開きました。どこまで開くのかは分かりませんが、全開しても4、5mmぐらいと思われます。

Himaturi05

写真の状態で2mmぐらいだと思います。火祭りの開花期間はかなり長く、来年2月頃まで開花するようです!
開花しているので、水やりしたくなりますが、そこは我慢して水やり、施肥は控えます。そしてしっかり日に当てることで、名前の通り、真っ赤に紅葉してくれるのです。
真っ赤になった葉っぱと真っ白な花のコントラストが楽しみです!!

2009年9月23日
花もだいぶ開きました。花茎も最大のものは20cmに達しています。

火祭りの花

上の写真は先日短毛丸くんが一斉に開花した23日に撮影しました。植え替えてから3週間近く経ちましたが、いい感じの土の乾き具合です。現在は日当たりのいい場所で管理しています。

2009年9月26日

火祭りの花

今朝の火祭りくんです。けっこう下の方まで開花しています。上から順番に開花するとか、下から開花するとか、決まっていない感じです。ただ花茎はどちらかというと太陽の方向に向くようです。

2009年11月06日
色づき始めました。

開花中の火祭り

現在3輪開花中ですが、花もだいぶ終わってきました。そしてこちらの火祭りくんもかなり色づいてきました。

色づき始めた火祭り

まだ少し、緑のところがありますが、70%程度は色づいてきています。そしてもう1ヶ月もすれば、名前のごとく真っ赤に色づいてくれるでしょう!
色づかせるポイントは水やり、肥料を控え、たっぷり日光に当てることです。現在は月に1回程度の水やりですし、肥料は植え替え後は与えていません。

2009年12月19日
良い感じに色づきました。

紅葉した火祭りと火祭りの花

花はほとんど終わりましたが、気温がかなり低くなってきたことから、なかなか花が痛まないので長期間咲いているようです。葉っぱはかなり良い感じに色づいてくれました。でも花茎などはまだオレンジ色ですが、これらも真っ赤になるのでしょうか??
火祭りはもう2ヶ月近く水やりしていませんが平気なようですし、耐寒性も大変高いので、何もしなくて良い、手のかからない子です!

今日はかなり冷え込みました。ベランダの温度はマイナス3度でした。また日中日差しがあったものの風がかなり強く、寒かったです。日の出がとうとう7時台になりました。だいたい6時には起きていますが、真っ暗ですからねぇ!

2010年01月18日
サボテンや他の他肉植物と一緒に少しですが水やりしました。というのも下葉がかなり薄くなってきていて、これ以上水を切ると枯れてしまう感じだったので水やりしました。それに十分紅葉してくれましたしねぇ!!

2010年01月20日
火祭りくんの花が終わりました。昨年(2009年)12月中頃からかなり終わってきてはいましたが、完全に最後の花が萎みました。

クラッスラ属火祭り

近所のこの子の親株は花茎の先端まで真っ赤に紅葉していましたが、この子はそこまで濃い色にはなりませんでした。株自体は真っ赤になったのですが、最近少し色が薄くなってきた感じです。そろそろ動き出したのでしょうか?
昼間の時間が日々増えていっているのを感じで動き出したのかもしれませんが、2月も1月同様厳しい日が続きますので、水やりする場合は暖かな日が続く予報の出た、晴れた日の午前中におこないます。

2010年01月29日
ここまで火祭りくんを育ててみて分かったことは、とにかく耐暑性、耐寒性ともに高く、マイナス5度近くから、プラス40度以上でも全く平気です。しかも真夏の直射光が朝から晩まで当たり続けてもへっちゃらです!(もともとこの子はご近所の方から頂いたものなので、当然栽培環境はほとんど同じですからね!)
花芽が出ている時はあまり水を切りすぎると花芽が垂れ下がりますが、それ以外であれば、真夏でも10日に1回ぐらいの水やりでも平気ですし、冬場は1ヶ月以上の断水でも全く大丈夫ですので、本当に手がかからいない、良い子です!!!

いくら耐寒性があるといっても限界ギリギリで冬越しさせるのと、少し余裕をもって過ごさせるのでは春以降の生長具合に大きな差がでます。また我が家では冬の間、日の出から朝日が当たる場所に置いていますので、耐寒性が高くなりますが、もし朝日(午前8時までには)が直接当たらない場所で栽培される場合は、マイナス予想の時は室内に取り込んだ方がいいと思います。マイナス5度まで耐えられると言っても24時間マイナス5度の環境に耐えられるという意味ではありません。明け方の1〜2時間程度は耐えられるという意味です。

2010年02月05日
花がらを花茎の元からカットしました。

花がらを切った火祭り

花茎は株の先端(生長点)から出ていたのではな く、少し下の脇から出ていました。ですからアロエの花茎が出てくるのと同じ感じです。
ずいぶんすっきりしましたが、かなりはみ出ているので、もう少し緑に戻れば植え替えと株分けをしようと思います。でもいただいた2009年5月16日の時点でもけっこう色づいたままだったので、まだ紅葉していても4月中頃にはやったほうがいいかな?!

2010年04月02日
巻絹の鉢に間借りしていた、小さな1株を2号のプラ鉢に移し 替えただけです。根は結構張っていましたが、あまり深く取ると巻絹の根もかなり崩しそうだったので2cm弱ぐらいのところで鋏で切りました。

植え替え後の火祭り

培養土は親株の土と同じで、マミラリアで標準に使っている培養土にしました。レシピは以 下の通りです。
赤玉(2〜3mm)4:日向土3:腐葉土1:たい肥1:バーミキュライト0.5:イズカライト0.5
鉢底にはパミス(天然 の多孔質火成岩を選別6〜8mm程度のものを使用)1cm程度敷きます。
たい肥は自家製サボテン専用 作り方はこちら
腐葉土は使用する1週間以上まえから苦土石灰と草木灰を少し混ぜて寝かしてあります。
肥 料は有機肥料小粒(N:P:K=4:6:4)を少量、骨粉粒(赤玉土等による燐酸分吸着補正分)を少々入れています。
今回は培養土を少し湿らせた状態で植え付けました。

2010年04月20日
紅葉も少しずつ緑に変わってきたと同時に、きれいな緑色の新芽も出てきました。外側の葉っぱはまだ赤いですが、内側の葉っぱはだいぶ緑が増してきました。

火祭り

写真では分かりにくいですが、新しい葉っぱは大変きれいな緑色で出てきました。株も4号鉢からはみ出すほどにまでなってきましたので、株分けも兼ねて6号の浅鉢か角鉢に植え替えようかなと思っています。昨年の花芽は3つでしたが、今年はどれぐらい咲いてくれるでしょうか?
花芽が着く条件とか分かっていませんが、昨年の感じだと、強光線と夏までは十分に肥培すれば、8月ぐらいから花芽が出るのかもしれませんねぇ?

火祭り

こちらは先日、巻絹との同居を止めて植え替えた子株ですが、こちらも新芽が出てきました。この株は秋までは十分この鉢で大丈夫でしょう?!この株ぐらいでも花芽が着くのでしょうか?まだ無理かな??

2010年05月02日
火祭り(ひまつり)くんを鉢増し(根鉢をほとんど崩さず、大きめの鉢に植え替えるこ と)するつもりだったのですが、外側の株が簡単に取れてしまい、結局植え替えと、株分けになってしまいました。2つ上の写真は植え替え前で、4号鉢に植え込んでいますが、株がかなりはみ出していました。ですので5号鉢に鉢増しして簡単に済ませるつもりだったのですが、予定が変わってしまいました。

植え替え後のクラッスラ属 火祭り

できあがりはこんな感じです!
もともとの根がしっかり残っている株を5号鉢に植え替え直し、 取れてしまった株は元々植え込んでいた4号鉢と新たな4号鉢の2つに挿しました。外れた株には根がほとんど着いていないので、挿し木と同じで、乾いた培養土に載っけただけです。
5号鉢の方は植え込み後しっかり水やりしました。
培養土はどれも同じで、パーライト、軽石多めのサボテンの古土 7:たい肥1:腐葉土1:ゼオライト1です。
肥料は有機肥料小粒(N:P:K=4:6:4)を少量、骨粉粒(赤玉土等による燐酸分吸着補正分)を少々入れています。
かなり軽めになりましたが、火祭りくんなら大丈夫でしょう!
前回も植え替えた時に取れた子株を挿し木しましたが、1ヶ月ほどで発根しましたからそれまでは水やりをしないか、もしくは霧吹き程度で済ませます。鉢底から流れるほどの水やりは発根してからで十分です!

2010年07月15日
株分けした鉢も元々の鉢もやや陽当たりの悪い場所に放置しておいたらこんなに徒長してしまいました。しかも雨が入らないと思っていた場所なのですが、風向きが悪いとけっこう雨が入るようで、それも原因と思われます。挿し木した2鉢も完全に根が張り動かなくなったのは良いんですが、一気に水や肥料を吸い上げ徒長したようです。

徒長した火祭り

この後、仕方ないので徒長部分はカットしました。ただし親株は花芽が出るかもしれませんので、あまり徒長していない株6ヶは切らずに残しておきました。切った徒長部分は庭等に挿し木しました。

2010年08月12日
残しておいた6株から花芽が上がってきました。やったね!!残しておいて正解でした!!!

花芽が出て来た火祭り

そして切った所から両脇に新芽が出てきたみたいです。とにかく陽当たりのいい特等席で水やりを抑えて育てます。そうしないとまた徒長してしまいますからねぇ!

2010年09月15日
花芽もだいぶ大きくなりました。昨年は20cm以上になって開花しましたが、今年は10cmを少し超えたぐらいです。

火祭りの花芽

まだもう少しは大きくなると思いますが、蕾の数は昨年以上に着いていますので、今年の方がいい具合に生長しているのだと思われます?!鉢植えはこの株にだけ花芽が着いていますが、梅雨明け頃にこの鉢の徒長した部分を切って、花壇に挿し木した株にも花芽が出て来ています。剪定せずにそのままにしておけばこの鉢の株全てに花芽が出ていて10輪以上の花芽が楽しめたかもしれませんねぇ?!
挿し木株分けした2鉢の火祭りくんですが、こちらも株分け後、やや陽 当たりの悪い場所で、梅雨の間雨が入る場所に置いておいたところ、あっという間に徒長してしまいました。ですので梅雨明け以降に大きく切り戻ししたので花 芽は出ませんでした。この切った部分は別宅の地植えの花盛丸の花壇に挿し木しました。
火祭りを育てて1年半ほど経ちましたが、とにかく日当たりの良い場所に置き、水やりはやや控えめにが鉄則のようです!!

2010年10月01日
開花が始まりました。花芽が出ている時は普段より相当水を欲しがります。水が切れれば写真のように花芽が垂れ下がりますので、直ぐに分かります。今年植え替えてから、やや陽当たりの悪いところで管理したら一気に徒長してしまって格好悪いのはご勘弁を!!

水切れした火祭り

昨日の夕方見たときはまだいけるかなと思っていたのですが、本日お昼に見るとこの通り花芽が垂れ下がってしまっていましたので、直ぐに水やりしました。この垂れ下がった花芽をよく見てみると、先端が開いた花が何ヶか確認できました。開花は先端や下から順に開花するのではなく途中の花からけっこう適当に開花していきますので、よく見ていないと見落としてしまいます。

開花した火祭り

今日は朝からほぼ快晴です。気温も結構上がり蓋の開いたコンテナ内でも35度を超えていました。短毛丸数株が最後の花芽を伸ばし始めました。

2010年10月20日
満開になりました。開花が昨年より2週間遅かったのですが、満開はほぼ3週間遅れとなりました。でも昨年より花芽も倍の6ヶですし、花芽も徒長せず数多くの花を着けましたので、良しとしておきます。

満開の火祭り

火祭りは花芽が上がってくるとかなり水を欲しがるようで、少しでも水切れすると花芽が萎れてしまいますので、現在は4,5日に1回水やりしています。ただ他の株分けした3鉢は花芽を着けていないので、水をかなり抑え始めているので、けっこう色づき始めました。11月に入れば花も枯れ始めますので、そうすればこの株も水やりを抑え、色づかせます。
写真右奥に見えるのは、ベルゲランツス属 照波(てるなみ別名:三時草)です。照波も6鉢ありますが、開花株はとうとう1鉢になりました。以前の日記でも書いていますが、照波は条件が良ければ1年 中開花するので、また花芽が上がってくるかもしれませんが、これまでからすると我が家は10月いっぱいぐらいでたいてい終わります。
今後の管理はとしては、徐々に水やりを抑えていき、12月中旬くらいから春までは月に1回程度の水やりとします。

2010年11月20日
火祭り(ひまつり)くんの一番小さな株ですが、けっこう紅葉が深まってきました。現在開花中の株や今年株分けした株2鉢はまだそれほどではありませんが、この子はだけは昨年より早いペースです。

色づき始めた火祭り

まあ色づき具合とすれば60〜70%といったところでしょう!
何故この株の色づきが早いかというと、やはり鉢が小さく培養土も大変少ないので、乾燥しやすく水が完全に切れやすいからのような気がします。といのも同じように水を切っても大きな鉢ほど色づきが遅く、地植え株などは紅葉のこの字もないほど、完全な緑色をしていますからねぇ!
このままだとたぶん地植え株は全く色づかないと思います。
ですから色づかせようとするならば、地植えではなくなるべく培養土を少なくなるような鉢に植える事が第一条件だと思います。
あとは日照ですが、陽当たりが大変良くても地植え株は全く色づきませんので、もしかしたら水さえ切 ればそれほど必要ないのかもしれません。ですがあった方が発色が良くなる様な気がします!

今日は最低気温は8度ありましたし、最高気温は19度近くありましたので、2週間ぶりにサボテン、多肉、アロエくんたちに水やりしました。

2010年12月13日
火祭り(ひまつり)くんの一番小さな株ですが、真っ赤に紅葉しました。現在開花中の株 や今年株分けした株2鉢もけっこう紅葉していたのですが、先日の強い雨風の時に雨が入ってしまい少し緑に戻ってしまいました。この小さな鉢はたまたま、カ ゲツの影になっていて、ほとんど雨が入らなかったのが幸いしました!(写真は昨日の朝の様子です)

紅葉した火祭り

昨年は12月15〜20日ぐらいには真っ赤になっていましたので、ほぼ同じぐらいのペースです。
火祭りはとにかく耐寒性も高いですし、直射光も大好きです し、耐乾燥性も大変強く、陽当たりの良い場所にさえ置いておけば春までは月に1回程度ほんの少量の水やりで済みますので、手のかからないたいへん良い子で す!

今朝は午前4時頃から雨が降り出し、1時間に1〜3mmほどの雨がずっと降っています。もちろん日照は無いですし、気温も上がらず8度から10度ほどでした。風もけっこう吹いてきたので、お昼前にはベランダのサボテンの鉢は入れられるだけ全てコンテナに入れました。

2011年01月09日
4号鉢の2ヶも真っ赤に紅葉しました。後ろに少し見えていますガーデンポインセチアにも負けていないぐらい真っ赤です!

紅葉した火祭り

挿 し木後、陽当たりのやや悪い場所に置き、おまけに雨もけっこう入ってしまい、夏前にもの凄く徒長させてしまいました。
その後切り戻してからは順調に本来の姿で育っていますが、徒長した葉っぱ何枚かは残していたので面白い形になっています。
この小型のスプーンみたいな葉っぱはなかなか赤くなりませんねぇ、 やっぱ細胞組織が伸びているので、体液の濃度が上がらず色も薄くなっていると思われます。11月7日が最後の水やりですので、完全に2ヶ月以上断水状態で す。

紅葉した火祭り 開花中の火祭り

こちらは親株です。こちらも徒長させてしまい半分は切り戻しましたが、開花させたかったので半分はそのままです。
こちらも切り戻し本来の姿になった葉っぱの部分は濃く色づいていますが、徒長部分はかなり薄いです。
こちらは開花していたこともあり、最後の水やりは11月22日ですので、その分少し遅れているの もありますが!
右の写真は花のアップですが、顎の色が緑からきれいなピンク色になっています。開花初期はすべて緑色の顎だったのですが、紅葉中は顎の色も変わるようです。

火祭りと? 謎の多肉

こちらは徒長した部分をカットし南天の鉢に挿し木した火祭りです。
外に出しっぱなしなので、水が切れないため全く紅葉していません。
この火祭りはいいとして、この火祭りの間のマツバギクみたいな葉っぱの多肉は何なんでしょうか??
もともとはシェフレラの鉢に突然生えてきた雑草なのですが、25cmほどの長さになったので、途中でカットしこの鉢に挿し木してみたのですが、たった5ヶ月 でこんなになってしまいました。しかも最初は細いやや肉厚の葉っぱが互生していただけだったのですが、右の写真のように、よく見てみるとロゼット状になっ てきました。
もしかしたら花が咲くのでしょうか?

10月下旬から作り始めたサボテン、多肉用のたい肥の発酵がほとんど終わりました。たい肥はサボテン、多肉だけで25kgも使いませんので、草花用はサボテン用の半分を別のトロ舟に入れ、資材を追加して肥料分を倍の濃度にします。草花用は3月下旬ぐらいには完成予定です!

2011年01月22日
花がらを切りました。まだ完全には終わっていませんが、花茎の下からも新芽が出てきているので、そちらにより陽を当ててやりたいので、切ることにしました。

花がらを切ったクラッスラ属 火祭り クラッスラ属 火祭り

切ったときは日差しがあったのですが、全員で記念写真を撮っておこうと思ったら、陽が陰ってきてちょっと色が悪いです。
切り戻しも兼ねて切ろうかなと思ったのですが、ほとんどの花の下の茎には新しい芽が出て来ていたので、その新芽の上で切っています。今年は徒長させないようにたい肥も少なめの培養土で植え替 え、雨の入らない、陽当たりの良い場所で管理するつもりです。別宅にも地植えしましたが、年明け以降二回の降雪と凍結で溶けてしまいましたので、鉢植えを2ヶほど持って行くことにします。

今日もほどほどに日照はありますし、7〜8度まで上がるようですので一部の観葉植物に水やりしました。
ポトスマーブルクイーンも我が家の環境にようやく慣れてきたのか、この時期でも新芽が出てきますし、鉢も結構早く乾きますので、耐寒性もかなり出て来たみ たいです。耐寒性を上げるには毎年挿し木で更新する、これが一番良いみたいです!!

2011年02月23日
1月22日に花がらを切ったク ラッスラ属 火祭り(Crassula capitella ssp. thyrsifolia 'Flame')の親株ですが、下から脇芽などが出て来ているので、昨年徒長した部分をさらに切り戻しました。切り戻し前の写真は朝早く撮ったので暗くて ブレていますがご勘弁を!

カットする前の姿の乱れた火祭り 切り戻し剪定後の火祭り

枝だけにしてもけっこう脇芽が大きくなってきていますので、大丈夫だとは思うのですが、心配性な私は徒長した古葉を1、2枚着けて切り戻しました。脇芽が大 きくなれば、古葉は落とします。あまり肥料を与えたりするとまた一気に徒長したりするので、とにかく陽当たりの良い場所で、直射光下で水やりも控えめにし て管理します。

火祭りの新芽 火祭りの新芽

切り戻してさらによく株元を見てみると、こんなに脇芽が出て来ています。

挿し木した火祭り

切った部分も葉っぱ1、2枚残して挿し木にしました。挿し木部分は消毒したカッターできれいに切り、先日玉翁と大豪丸用に作った殺菌剤に軽く浸し、その後発根促進剤ルートン付けて挿しました。

培養土のレシピは以下の通りです。
日向土、軽石多めのサボテンの古土 7:たい肥1:腐葉土1.5:ゼオライト0.5です。
表土は赤玉小粒のみです。
肥料は有機肥料小粒(N:P:K=4:6:4)を極少量、骨粉粒(赤玉土等による燐酸分吸着補正分)を少々入れています。
かなり軽めになりましたが、火祭りくんならこれぐらいの方が水を切りやすいのでいいでしょう!

もとの親株はかなり水を切って管理していたので、水やりはしませんが、時々霧吹きで表土を湿らせる程度で管理します。今のこの暖かさが続けば、2週間程度で発根すると思います。



続く・・・・・・・



最新情報はcometのサボテン栽培日記のクラッスラ属で確認願います!

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cometの栽培環境
関西中部の高温多湿、冬はけっこう寒い地域で、多肉植物にとってもわりと厳しい環境です。2007年のベランダ温度はマイナス4.4度からプラス42.2度でした。
基本は無加温、防寒、防風処理なしのベランダもしくは屋外栽培です。
居住地は風の通り道にあるようで、日照が無くても表土は割と早く乾きます。
水は基本的には雨水(弱酸性)を使用。貯めた雨水を使う場合と雨の日に外に出す場合とがあります。
水道水はPh5.8以上〜8.6以下に定められていますが、多くはPh7以上、地域によっては8以上のアルカリ性ですので、水道水をそのまま使うことはありません。私の町の浄水場のPhは7.39(2008年3月問い合わせ時)
水道水を使う場合は浄水器を通した水を前日かそれ以上前に充分攪拌し汲み置きして使います。また弱酸性にするために500倍程度になるように木酢液を添加することもあります。
培養土のレシピ等もまだまだ試行錯誤の段階です。
もし参考にされる場合は、株の健康状態、ご自身の栽培環境等十分に考慮し自己責任でお願いします。


このページは、Cometのサボテン栽培日記で投稿した内容をまとめたものを、その後の経験等に基づき、随時加筆や修正しています。

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