ハマミズナ科プレイオスピロス属 帝玉(ていぎょく Pleiospilos nelii)のハイポネックス微粉1000倍培養液栽培による生長記録

2013年9月30日 更新

2012年8月31日
猛烈な残暑の中、子株1株の生長が芳しくありませんでした。この株は小さいながら3輪を開花させ、そして結実しましたので、かなり疲労があるので生長が遅いと思っていましたが、今月に入り、水やり後普通は1日程度で株に張りが出るのですが、 この株だけは4、5日はかかっていましたし、何より鉢の乾きが大変遅いのが気がかりでした。そこで一昨日抜いて見たところ、根ジラミとダニにやられていま した。それでアルコールで消毒し、丸1日乾かしてから、水栽培にしました。

水栽培の帝玉 水栽培の帝玉

根鉢にはなっていましたが、かなり傷んでいましたので、けっこう切り縮めました。ですからほとんど木質化している部分が多いです。そこで高さ8cmほどの瓶に水を入れ、根の先端3〜4cmが水に浸かるぐらいで、昨日朝一から始めました。そして右の写真は昨日のお昼休みの様子です。根の回りに気泡が着いていま す。

根毛が出て来た水栽培の2日目の帝玉 この時期の帝玉達!

左の写真は本日お昼休みの様子です。根毛が出始めました。水を吸い上げ始めたということです。そのためか株に張りが出て来ました。右の写真のように水栽培の鉢も土栽培の株と一緒に置いています。ただベランダ最前列はかなり温度が上がるので、なるべく水温が上がらないようにアルミホイルを瓶に巻いています。他の3株は順調で株の張りもありますし、春よりも大きくなっていますので、このまま夏を乗り切ってくれるでしょう?!8月の水やり実績は6回でした。何しろ気温が高く湿度が低いので、めちゃめちゃ乾きが早いですから、今までに無い水やりの多さになりました。

さあ帝玉の水栽培はうまくいくでしょうか?!

今日も気温が高く、お昼休みのベランダはすでに40度を超えていました。

2012年9月05日
本日朝一で見たら、根毛がいろんな場所から出て、また長さもかなり長くなっていました。

いろんな場所から根毛が出て来た水栽培の帝玉

前回は3箇所ほどでしたが、箇所と言うより先端部分全体から根毛が出て来ています。長さも前回は2mmほどでしたが5mmぐらいはあるのが大半です。また太さも若干太くなっている感じです。出来れば太い新根が出て来て欲しいのですが、根毛がこれぐらい出ればかなり水は吸い上げられるようになるはずなので、し ばらくはこのまま様子を見ていくことにします。
水は最初アルカリイオン整水器で作ったPh6ほどの弱酸性の水でしたが、この水は時間が経つと徐々に元の 水道水のPh7.4ほどに戻ります。ですから毎朝水を交換していたのですが、あまり頻繁な水の交換は容器からの出し入れ時に根を痛めたり、水温の変化が大きいことなど、植物にとってもあまり良くないので一昨日から、普通の水道水にHCの木酢液を入れてPh6弱の水にしました。もしかしたらそれが良かったのかもしれません。水栽培であろうが土栽培(土栽培では土と肥料分が溶けこんだ水との総合的なPh)であろうが植物が吸い上げる水のPhは7.5〜4.5の範囲に入っていなければなりません。ですから水栽培ではPhの高い水道水を使うことは出来ないのです。これまで何度も書いていますが、鉢栽培の水は普段は貯めた雨水を使っていますが、無くなった場合などは、水道水に木酢液を混ぜて弱酸性にして使っています。今使っている木酢液は500倍でおよそ Ph6.5、250倍でおよそPh5.5ぐらいになります。根毛が沢山出てきて株の張りも出て来ていますが、まだベストの張りでは無い感じがします。また 肌色も変化ありませんので、もしかしたら微量元素が不足しているのかもしれませんねぇ?!いずれにしても水だけでは育ちませんので、いずれは培養液栽培に移行しますが、そのためにはもう少し根が充実しないといけませんので、あと1週間はこのまま様子見です!

今朝も朝から良く晴れています。予報では猛暑日のなるようです。

2012年9月11日
今朝見たらずいぶん長い新根が出ていました。この長さからすると少なくとも昨日には発根していたと思われます?!

水栽培で発根した帝玉

発根場所はすべて水に浸かっている部分です。できれば水に浸かっていない部分から出てくれれば良いのですが、太くて木質化した茎のような根ですから、出るとしてもかなり時間がかかりそうです。この状態で土栽培に切り替えると、この新根は直ぐに枯れてしまいますから、土栽培に戻すには、水位を徐々に下げていき、新根の先端だけが水に浸かるように乾燥に慣らすことが必要です。ただ今回は5cmほどある根の上部からも先端からも根が出て来ているので、上部から出ている根がかなり長くならないと土に戻せません。それでも1〜2cmぐらいは今より水位は下げられそうです。本当は根をバッサリ切り戻して、同じ場所から発根させるのがいいのですが、今回は木質化した帝玉の根の出方を観察したかったので仕方ありません。でもこれで帝玉の根出しは水栽培にすれば、10日〜2週間もあれば大丈夫なことは分かりました。また帝玉を発根させるには水やりしたほうが良いということも言えると思います。
次の実験は培養液栽培です。現在の水は前回の記事でも書いていますが、木酢液を水道水に混ぜ、Ph6弱の水を使用しています。木酢液にも肥料分はありますが僅かですので、最終的にはハイポネックス微粉を水に溶かしたものに微量元素を加えた培養液で栽培する予定です。
土栽培と水栽培では肥料のバランスが大きく異なり、またPhも大変重要ですので、くれぐれも液肥のハイポネックスを薄めて使うなんと事はしないようにしましょう!!

今日も小雨が降ったり、突然晴れたり曇ったりと変な天気です。気温が低く12時現在でも、26度しかありません。もしかしたら真夏日にもならないかも?!

2012年9月26日
これまでは木酢液を添加してPh調整した水道水でしたが、先週からハイポネックス微粉を2000倍にし、Ph微調整に木酢液を少量添加した培養液に変更しました。

培養液栽培中の帝玉子株の根 培養液栽培中の帝玉子株

新根の長さも長くなり、また数も増えました!株も水栽培し始めた頃よりずっと厚みをまし、肌に張りも出て来ていますので、かなり安心な状態です。色だけが戻ってくれませんが、もしかしたらこの肌色の変化は日焼けなのかもしれません。培養液栽培に切り替えて1週間ですが、今週末ぐらいからリトープスと同じ 1000倍の溶液に変える予定です。帝玉の水耕栽培を始めて4週間しか経っていませんが、まあ予想通り、水栽培でも十分育ちますし、遮光無しの真夏の強光 線を浴び続けても、溶けたり腐ったりする事はないようです。ですから帝玉が高温多湿に弱く、腐ったり、溶けたりするのでは無い事は、はっきりしたのではな いでしょうか?!
土栽培の帝玉3株もそろそろ植え替え時期なのですが、この水耕栽培中のこの子はいつまでこの状態でいこうかな?
根が出ているので真冬でも土栽培に戻せるので、新芽の生長具合を土栽培と水耕栽培で比較してもいいかなとは思っているのですが、どうでしょうか!!いっそ来年開花するまで 水耕栽培するか!!!

2012年10月09日
今月2日からハイポネックス微粉の1000倍、培養液に変えたところ、猛烈に根が出てきました!写真は今朝培養液を交換した直後に撮影しました。

水耕栽培中の帝玉

それと水の減りが早くなってきました。1週間で1cm以上減ります。もちろん蒸発する分も多少はありますが、今までと条件は同じですから、それだけ今の時期水を必要としているのでしょう?!まあまだどの株も新芽は出て来ていませんが、もうそろそろ出て来てもおかしくないので、それで水が必要なのではないかと 思われます。土栽培の方も今までより水持ちのいい培養土に植え替えましたが、乾きが早いのでやはり水を必要としているのでしょう!
写真の培養液ですが少し 濁っていますが、これはハイポネックス微粉の緩効性粒子が漂っているので、濁っているのです。やがて沈んで行き溶液は透明になりますが、底でゆっくりと溶けて栄養分を補充していくようになっているのです。リトープスの水栽培を始めて2ヶ月半経ちましたが培養液の交換、移動の煩わしさなどもありそろそろ土栽培に戻そうと思っていますが、帝玉はいつまでやるかな?!

2012年10月23日
昨日から培養液栽培中の帝玉子株に新芽が出てきていましたが、まだルーペで見ないと分からない程度でしたが、半日以上経過した今朝は写真でも十分分かる様になっていましたので、撮影しました!

新芽が出てきた培養液栽培中の帝玉子株

新芽が出てきて間が開いたこともありますが、いつのまにか土栽培の子株よりも大きくなっていました。やはり必要な時に水や肥料が不足することなく与え続けられるので、生長もスムーズなのでしょう?!

培養液栽培中の帝玉子株

室内に持ってきて黒紙の前に置き横からLEDライトを当てて撮影しました。前回の水栽培を始めて40日目の時よりも根の本数も長さもかなり増えています。今までの水栽培の経験から根の長さが増えるより、本数が増える方が生長はいいようで、この子株もこれからもっと生長してくれるでしょう!以前から帝玉は直根 性が高くなるべく深い鉢が適しますと書いてきましたが、この容器は株元から鉢底まで13.5cmありますので5号深鉢ぐらいの深さが必要なのが分かります。本日で帝玉の水耕栽培を始めて55日が経過しましたが、たいへん順調です。現在の培養液は1Lのペットボトルにハイポネックス微粉を1g、パワーグ ロー(微量元素添加剤)を1cc、Ph調整用に木酢液0.5ccを入れ水道水(Ph7.4)を上まで入れて十分に撹拌した溶液を使っています。Phは5.5ぐらいです。またPhが高くなると肥料を吸い上げられなくるので、Ph6.5以上に上がると溶液は交換していますが、だいたい1週間程度は保つよう です。溶液に日が当たると青苔(アオコケと言われていますが実際には緑です。信号の色を緑と言わずに青というのと同じです)が容器や根に着きやすくなりますので、日が入らないようにアルミホイルで覆っています。でも気温にもよりますが1週間ほどで着き出しますので、溶液交換の時に容器と根を洗っています! あと注意しなければならないのは水位です。観葉植物でも多肉、サボテンでも根の1/3は水面から上になるようにすることです。なるべく浸かっているほうが生長は早いですが、酸素不足になりやすく根だけが伸びて伸びて仕方ない状態になりますので必ず水中ではなく空気中で呼吸させることが重要です。また根が大根の場合は根が傷みやすいので、さらに水位を下げ根の半分程度でしか浸からないようにした方がいいです。現在のこの帝玉で水面より上が5.5cm、下が8cmほどにしています。特に帝玉のような木質化した古い茎は水に長時間浸かっていると腐りそうなのは一目瞭然ですので、必ず水に浸からないようにします。ですから土栽培でも我が家では表土2cm以上は軽石と日向土のみにしています。


2012年10月27日

久しぶりの4株揃っての登場、プレイオスピロス属 帝玉(Pleiospilos nelii)くん達です!この距離からでも、子株、中株の新芽ははっきり分かるまで生長しています!

今日の帝玉くん達!

右上の培養液栽培の子株が土栽培の子株より大きくなっているのもよく分かります!でも左下の大株だけまだ新芽が出てきていません。昨年は10月3日に新芽を確認していますので、この分だと1ヶ月遅れぐらいにはなりそうです!でも株はパンパンに張って硬いので、特に問題は無いと思います。今年は秋雨も少なく日照時間は十分に取れているので、新芽が出始めた株は生長も早いようです!これからの帝玉の管理、育て方ですが、今までと同じ様に、とにかく無遮光で長い日照時間を与えます。また新芽が生長し花芽を内部に形成するたいへん大事な時期ですので、水やりも積極的におこない、もし植え替えていないのなら薄目の液肥 を与えながら、新芽とともに古葉も生長させます。新芽が古葉と同じか、少し小さいぐらいになると花芽が上がってきますので、引き続き長い日照時間を与え十分に光合成をさせ花芽を大きく育てます!!耐寒性も高いので我が家ではずっと屋外で管理していますが、水やり直後で、厳しい冷え込みが予想されるような時 は、夜間のみ室内取り込みした方が安全です。帝玉は実生3年で開花株になるようです。サイズで言えば、秋の今の時点で古葉の対の長さが45mmぐらいで花芽を着けました。ですから2号鉢サイズでも十分花芽を着けることができます。

2012年11月05日
水耕栽培を始めて68日が経った子株くんです。現在の培養液との相性が良いのか、根の本数も増え、また新芽を大きくしながら順調に生長しています!

水耕栽培68日目の帝玉

外葉の対の長さで65mm、幅は45mmになりました。また新芽も対の長さで15mm、幅8mmほどになっています。また新芽の色もあまり濃い緑ではなく、外葉の色にけっこう近いので十分日照が足りているということなんでしょうか?ちょっと分かりません!

水耕栽培68日目の帝玉

根の方はさらに本数が増えました、長さも全体的に底につく程度まで伸びています。帝玉くんのこんな綺麗な根は水耕栽培でしか見られませんので、貴重です。それと水栽培ではダニやネジラミの被害がありませんので、それもメリットの1つです。昨シーズンは1月7日に花芽が上がってきましたが、今シーズンはいつ頃上がって来てくれるでしょうか、楽しみです!!でも大株に新芽がまだ上がって来ません。やはり5輪も開花させたのがまずかったのでしょうか?

2012年11月14日
水耕栽培を始めて77日が経った子株くんです。現在の培養液との相性が良いのか、新芽を大きくしながら順調に生長しています!培養液を交換した直後なので、緩効性の粉末が漂い濁っていますので、少し見にくいですがご勘弁を!

水耕栽培77日目の帝玉子株

根の長さや本数は前回よりさほど増えていないようです。でもこれだけあれば十分なのだと思われます。1週間から10日でだいたい7〜10mmほど水位が下がりますので、10日で23ccほど培養液を吸い上げている事になります。

水耕栽培77日目の帝玉子株

外葉は新芽が生長したこともあり、対の長さで70mm、幅は45mmになりました。新芽も対の長さで22mm、幅13mmほどになっています。また新芽の色、古葉の色とも少し緑が増えてきた気がします。日照時間の減少と光量の低下で葉緑素が少し増えてきているようです!現在の培養液は1Lのペットボトルに ハイポネックス微粉を1g、パワーグロー(微量元素)を2cc、木酢液(Ph微調整用)を0.5ccを入れ、水道水(Ph7.4)をほぼ満杯になるまで入れて作ったものをそのままストレートで使っています。帝玉にはこの培養液が非常に相性が良いのですが、リトープスには今一です。まあ根が傷んだり、徒長し たり、縮んだりなどは全くありませんが、生長が非常に遅いです。現在の培養液はPh6〜5.5ですので、一般的な培養液栽培としてはPhはやや高めです。 ですから通常のPh5.5〜5.0ぐらいに調整したほうがリトープスにはいいのかもしれません?!

今朝はついに最低気温が5度台まで下がりました。耐寒性の低い品種はそろそろ水やりを控えないといけません。

2012年11月27日
久しぶりの4株揃っての登場、帝玉(Pleiospilos nelii)くん達です!子株、中株の新芽はずいぶん大きくなりました!!

2012年11月27日の帝玉達

培養液栽培90日目の帝玉も実に順調です。しかも新芽の出ている3株の中で綺麗な形と肌の斑点の鮮明さはずば抜けて良いです!培養液の吸い上げもさらに増えてきたみたいで、10日で28〜30ccほど吸い上げているようです。中株の新芽は古葉の形とずいぶん違うみたいで、最終的にはどんな形になるかはちょっと想像で きません?!もう1つの子株もシャチホコ型が少し崩れてきているみたいです。大株はまだ新芽が出てきていませんが、断面が赤みを帯びて、少し盛り上がって きましたので、かなり遅くれていますが、出そうな気配が出て来ましたので、もう少し積極的に水やりしようと思います!
培養液栽培中のリトープスくんも少し生長したみたいですが、培養液の減りはそんなにありませんので、あまり吸い上げていないようです。リトープスに水やりが多いと徒長し易いイメージ がありますが、培養液で栽培していても、植物もバカではありませんので、必要なければ余分に水を吸い上げたりしません。観葉植物などで多くの水栽培をしてきましたが、同様です。ですからリトープスが徒長する原因は光量の不足と日照時間の不足が主な原因です。

2012年12月09日
帝玉(Pleiospilos nelii)くん達の冬の定位置です!ここが最も早くから朝日が当たり、午後2時頃まで日照が確保出来る我が家では冬の特等席です!!先週から乗っけました。

冬の定位置の帝玉達 新芽が生長中の帝玉達

ベランダの1.6mほどの高さにある庇の上です。落ちないようにカゴの下に滑り止めのゴムを張っていますが、万一の事を考えて、何回でも使える結束バンドで ベランダのアルミの支柱に止めています。写真では置いていませんが、その左に高地性のマミラリアの小品種などを同じ様にカゴにいれて乗っけています。カゴ とカゴもやはり結束バンドで止めます。今の時期は水やりもそれほど頻繁ではないですし、病害虫もほとんどないので、毎日見ないといけないわけではありませんからこういった事も可能です。今日は培養液栽培している株の培養液を交換するので、降ろしました。ビニール温室もこの東側に持ってきたいのですが、そうするとベランダの出入りが隣の部屋からになり洗濯物を干すのにたいへん不自由だと反対されて、しかたなくビニール温室は西側に置いています。ですから冬の長い日照時間がないと花芽を着けないような品種は我が家ではなかなか着花しないと思います。右の写真ですが、子株、中株の新芽は大変順調に生育してます。 また2日から新芽が出てきた大株も、この距離でも新芽が分かる様になってきましたが、大株の新芽の生長としてはやや遅い気がします。やはり気温が10月頃 とはだいぶ違いますし、光量もだいぶ弱くなってきているのでかなり光合成量が少ないのだと思われます。回りを囲って温度が上がるようにしたほうがいいかも しれませんねぇ?!右の写真では分かり難いのですが、手前左端の培養液栽培中の帝玉子株くんですが、新芽の間が少し開いて来たみたいです。もしかしたら年内に花芽が上がってくるかもしれませんねぇ?

予報では明日はマイナス2度、しかも雪が降ってマイナス予報ですので、マイナスの時間が長い 可能性もあります。先ほどベランダの温度はすでに1度台まで下がっていましたので、取り込める株はなるべく取り込みました。何も無理に長い時間低温に晒す 必要はありません。植物にとっては晴れた日の明け方1〜2時間のマイナス5度より、曇りや雪の6〜8時間のマイナス1度の方がずっと厳しいからです。

2012年12月12日
水耕栽培を始めて105日が経った子株くんです。現在の培養液との相性が良いのか、肌色、新芽の形、斑点の鮮明さ、そしてこの斑点の飛び出し、ザラツキ感、今までで一番です!

水耕栽培105日目の帝玉

この株はダニと根ジラミにやられて、しかたなく水耕栽培にしたわけですが、こんなにうまくいくのだったら、5輪の開花と4つの結実で疲労困ぱいの大株を水耕栽培にするべきでした。もしかしたらもっと早くに新芽が出てきていたかもしれません?!ただ水耕栽培はこの寒い時期、管理が大変なのでねぇ、今から切り替 えようとは思いません!前回新芽の間が少し開いてきたと書いていますが、さすがにこの開き方ではまだ中は確認出来ませんでした。あと0.5mmほど開けば ストロボで撮影すればなんとかなりそうなのですがねぇ!

水耕栽培105日目の帝玉

根はリトープスと違い、細い根ばかりです。本数も2週間前よりは少し増え、長さも少し長くなっていますが、あまり変化しなくなりました。まあこれだけあれば 十分なのでしょう!これまでの観葉植物などの水耕栽培からすると根の本数が多いほど、また水位が高いほど、生長は早くなります。ただ水位が高いと、呼吸しにくくなるようで、根がやたらと長くなったりする傾向があるので、瓶の底に根が着くようになれば、水位を下げ気味にして調整します。

2012年12月28日
培養液栽培を始めて121日が経った子株くんです。根の長さ、本数などはもう全く変化していないようです。根の溶液に浸かり具合が、今ぐらいの状態が呼吸も栄養吸収もちょうどバランスよく行われている証拠です!

培養液栽培121日目の帝玉子株

根が溶液に浸かり過ぎていると、呼吸が出来ず根がむやみやたらに伸びてしまいます。またあまり浸かっていないと呼吸はできますが、溶液の吸収量が落ちるので 根の本数が増えるまでは、生育が緩慢になります。ですから培養液栽培はその植物の生長の仕方や、根の本数、伸び具合を見ながら水位を決めて行くことが重要 なのです。

培養液栽培121日目の帝玉子株

新芽の生長も大変順調です。前回も書いていますが肌色、肌の張り、新芽の形、斑点の鮮明さ、そしてこの斑点の飛び出し、ザラツキ感、今までで一番です!これ まで上からのアングルが多かったのですが、真横から撮ってみました。土栽培の場合、根が土にしっかり張っているので、株が持ち上がることはありませんが、 水耕栽培では根がフリーなので、株が持ち上がり、左右の古葉は180度以上に開いています。そのため新芽がストレスを受けず大変綺麗な形で生育できるようです!これを見て先日から土栽培の左右の古葉の表土を少し除くと、予想通り古葉はさらに開き新芽の生長も早くなった気がします。来年は新芽が出始めたら直ぐに左右の古葉の下の表土を取り除いてやれば、この水耕栽培のように綺麗な新芽が出で、しかも生育がもっとスムースにいくかもしれませんねぇ?!

今朝のビニール温室内の最低気温はマイナス0.8度でした。朝から曇りで今にも雨が降りそうな天気です。窓を開ける時にカーテンで水耕栽培中のキダチアロエを倒して本やDVDなど培養液で濡らしてしまってもう大変でした。

2012年12月29日
昨日記事を書いたばかりの培養液栽培を始めて122日が経った子株くんです。夕方見たら新芽の間が今までより少し開いていましたから、室内で撮影してみました!

培養液栽培中の帝玉子株に花芽?新芽?

すると何かが出て来ています。これまで18ヶの花芽を見てきましたが、花弁を包んでいる萼は今の葉の肌と同じ様な色ですので、葉の内側の緑色とはずいぶん違います。今の時期上がってくるのは普通は花芽ですが、この子株はもともと3対の葉を持っていたので、もしかしたら新芽を上げて3対になろうとしているのか もしれませんねぇ?!でも昨シーズンも花芽を上げたのもこの株が一番早かったので、もう少し様子見です!
大株は新芽が何対でるのか想像も出来ない状態ですし、もう1つの子株も固く口を閉じたままですし、中株も同様です。

2012年12月31日
昨日記事を書いたばかりの培養液栽培を始めて123日が経った子株くんです。昨日は花芽?新芽?でしたが、ちゃんと花芽の色になり形も潰れた花芽になってきていますので、間違いなく花芽です!

花芽が出て来た帝玉子株

今まで年明けから花芽が上がってきていたので、これまでで最も早い花芽の上がりになりました。昨日は固く口を閉じたままと書いた土栽培の子株にもなんと花芽が上がってきました。

花芽が出て来た帝玉子株

こちらはこんなに狭い隙間ですが、LEDライトルーペでしっかり分かりました。上の株よりも花芽が大きいようです。まあとにかく子株2株とも花芽が出て来てくれて嬉しいです!今シーズンは株の負担を考えて、開花したら直ぐに花芽を切る予定です。あとは中株くんだけです。大株は4対の新芽が生長中!!

先ほど天気予報見たら明日の最低気温がマイナス4度に変わっていた。こりゃかなり厳しいかも?しかもベランダの日中最高気温が5度台だったので、陽が落ちれば直ぐに零度近くまで下がり、低温時間が長くなる可能性もあるので、取り込めるだけ取り込む予定です!昨日までに全て掃除やお節などは終了しているので今日は割と楽ですねぇ!!

2013年01月06日
培養液栽培を始めてから130日が経った子株くんです。花芽も少しずつ大きくなってきましたが、まだかなり奥の方にいるので、普通に外観を撮影したのではまだ見えません!

培養液栽培130日目の帝玉

でもLEDライト当てれば、ルーペが無くても確認出来るようになりました。新芽も古葉の横幅とほぼ同じまで生長しています。昨日は培養液の交換のため室内に取り込んでいたので助かりました。培養液を交換する時は温度差が出ないように室内に取り込み新しい培養液が入った瓶とこの株を一晩一緒に置いておき交換し ます。

培養液栽培130日目の帝玉

根の長さや本数はほとんど変わりませんが、今回培養液の交換が少し時間が空いてしまい根が少し傷んだ感じです。もしかしたら凍り付いたことはありませんが、 それでも連日マイナスになっていましたので、冷害で根が傷んだのかもしれません。傷んだ根が増えたらおそらく新根が出てくると思いますので、この程度であれば問題無いとおもいます。一応水位は少し下げました。土栽培の帝玉子株はどうやら2輪同時に花芽を上げて来ているようです?

明日の朝の最低気温も2度の予報ですが、今朝のこともありますので、耐寒性の低い品種のコンテナや水やりした鉢などは室内取り込みが安全か!


2013年02月05日
前回の記事で土栽培の子株に2輪目の花芽が上がってきた事をお伝えしましたが、培養液栽培中の帝玉子株や土栽培の中株にも2輪目の花芽が上がってきました!

プレイオスピロス属帝玉 プレイオスピロス属帝玉

左が培養液栽培の帝玉子株です。写真では分かり難いですが、1輪目の花芽の左側の着け根に2輪目が見えます。右の写真は中株です。こちらも写真では分かりづらいですが、同じく着け根の左側に2輪目が見えます。

プレイオスピロス属帝玉 プレイオスピロス属帝玉

左の写真は土栽培の子株ですが、離れても2輪目がはっきり見える様になりました。右の写真は大株です。何分頭するのか分からなくなってきました。またかなり力が加わっているのか、最初に出た新芽は割と綺麗ですが、後から出て来た芽はぶつかっていたところがかなり痛んでいるように見えます。写真ではまだそれほ ど大きくは見えませんが、2週間前よりかは1回り大きくなっています。とにかく初めての分頭ですので、このままうまく生長してもらいたいですねぇ!!

今朝のビニール温室内の最低気温は4.8度でした。明け方は曇っていましたが、少し陽が射してきました。

2013年02月15日
10日ぶりの登場、培養液栽培中の子株くんです。
本日は170日目なのですが、画像が169日目の昨日のものですので、上記のようなタイトルにしました!

培養液栽培169日目の帝玉子株

やや下からのアングルですが、花芽は十分分かる様になりました。根の本数や長さはほとんど変わっていません。
ただリトープス用にPhを下げた溶液では、木酢液の色が根に着くので、帝玉はPhをもどしました。

培養液栽培169日目の帝玉子株

この写真では、2輪目は分かりませんが、間違いなく2輪目も生長してきています!花芽の出方は昨年の3月上旬頃と同じぐらい出ていますので、このぶんだと気温にもよりますが、3月中旬ぐらいから開花が始まるかもしれませんねぇ?!土栽培の子株も中株もこの株と同等かそれ以上ですので、今年は昨年よりみんな開花が早まりそうです!!

今朝のビニール温室内の最低気温は4.0度でした。朝から雨で、今も時折降っています。

2013年03月02日
培養液栽培を始めて185日目の子株くんです。3輪目の花芽が上がってきました。
また土栽培の子株にも3輪目が上がって来ていますので、これで先日入手した株と合わせて、11輪の開花は楽しめそうです!根の写真は前回と変わりませんので、割愛しました。

3輪目の花芽が上がってきた培養液栽培の帝玉子株 3輪目の花芽が上がってきた培養液栽培の帝玉子株

3輪目はやはり2輪目とは反対側の1輪目の横から上がって来ています。これはもう1つの子株も中株も同じです。大株の4輪目は2輪目の横から出て来ましたのでパワーのある中株は4輪目が出てくるかもしれませんので、期待しておきます!この培養液栽培の仔株は昨年も3輪開花させていますので、今年は3輪の同時 開花を見せて欲しいですねぇ!3株で3輪同時開花してくれれば、昨年以上に見応えがあるかもしれません!!帝玉の花芽の数を増やすには、とにかく1年を通 じて遮光無しで長い日照時間を与える、また光合成に必要な水もまた肥料もしっかり与えることです。この培養液栽培に使用している培養液は、ハイポネックス 微粉の1000倍濃度の水溶液に、Ph調整用にHCの一番安い木酢液を1cc添加、微量元素の補充にガーデンマイスターシリーズのパワーグローを1cc追 加したものです。これを一週間ごとに交換しています。絶対土栽培用の液肥で培養液を作ろうなんてしないほうが良いですよ!栄養分のバランスやPhなど、土栽培を前提に考えられているものですからね!!!使用する水は塩素を抜くために浄水器を通し前日から汲み置きし、水槽用のプクプクでエアレーションした水道水です。今の時期なら塩素の量も少ないので浄水器を通すだけでも問題はありませんが、夏場は要注意です。まあ水槽用のハイポ使ってもいいですが!培養液をいれている容器は、胃薬が入っていた瓶で高さ13.5cmあります。高さがないと毛細管現象でかなり上の方まで常に湿った状態になりますし、水位の調整が微妙になりすぎます。

風がたいへん強いです、春一番となるのでしょうか?

2013年03月12日
今月9日から開花が始まった子株くんですが、本日2回目の開花をしました。
9日よりも良く晴れていましたが、風がやや強く気温も低かったため、他の3株は先端が少し開いたぐらいでとどまりました。

4株全てで開花が始まった帝玉

写真は午後4時過ぎのものです。この時点でこの状態は初日としてはわりと良くあることです。9日に一度開花している土栽培の子株は綺麗に開いています。でも次回は4株とも綺麗に開いてくれるでしょう?!帝玉は少なくともお昼前から午後4時頃まで良く晴れていること、また気温が少なくとも20度近くないと綺麗に開いてくれません。特に2輪、3輪の同時開花となると朝から良く晴れて気温も25度ぐらい必要です。天気予報を見てみると明日は気温は上がりそうですが、午後から曇りや雨の予報です。土栽培の子株は翌15日でも開花してくれるかもしれませんが、他の3株は良くて16日になるような気がします。培養液栽培の子株と、土栽培の中株ともにこれだけ離れていても3輪目が見えていますので、花芽もだいぶ生長しているようです。でも培養液栽培でも帝玉はちゃんと新芽を上げ花芽を着けて開花してくれることは分かりました。あとはどんな咲きっぷりを見せてくれるでしょうかねぇ!

2013年03月18日
昨日の帝玉(Pleiospilos nelii)くん達です。4株の全開を期待していたのですが、午後から少し曇り始め、2時過ぎには一気に曇り気温も低くなってきましたので、こんな状態でした!

3月17日の帝玉の様子

後列右の子株は今回で3回目の開花ですので、全開ではありませんが8分咲きといったところまで開いています。他の3株はまだ一度も全開がなく、今回が最もよ く開いている状態です。
ただ3株とも顎に花弁が張り付いているような感じで、綺麗に開けないみたいです。また前列右の中株ですが、5時方向の花弁の長さが やや短いようで、全開しても綺麗な花姿にはならないみたいです。
この写真では分かりにくいですが、後列右の子株の2輪目の先端が開き始めていますので、次回の開花では2輪の同時開花も期待出来そうです!

帝玉大株

こちらは大株くんです。分頭した新芽もだいぶ大きくなってきました。どことどこが対になっていくのかが未だにまったく分かりません。左右の古葉が新芽をかなり邪魔をしているので、植え替えて古葉が開きやすくしてやらないと、新芽の形が崩れそうです。着花はないでしょうから、今週中には植え替えましょう!

ビニール温室内の実生帝玉

こちらは実生帝玉くんです。ビニール温室の中段最前列に置いていますが、まったく日焼けもせず、しっかり生長しているようです。
水やりも表土が乾いたら、下半分を腰水にして軽く表土まで濡れるぐらいです。
発芽三週間のサボテンの実生苗をこんな状態にすると一発で溶けるか、干からびるかのどちらかですが、帝玉 はまったく問題無いようです!

2013年03月19日
9日から開花が始まった、帝玉(Pleiospilos nelii)くん達ですが、本日4株全てが全開しました!

培養液栽培中の帝玉子株が1輪目を全開! 帝玉子株の1輪目が全開!

左の写真は培養液栽培中の帝玉子株くんです。昨年8月から培養液栽培を始め、ついに1輪目を全開してくれました!
土栽培ではこれまで4株を開花させてきましたが、やはり培養液で栽培し開花したのはこれまで以上に感動ものです!!
培養液栽培は培養液のPhや温度などの管理、移動させにくい等、かなり手間はかかりますが、根ジラミやダニの被害が出ませんので、帝玉を駄目にする要因の1つが完全に無いのは大変メリットがあります。でも管理は手間なので、3輪開花すれば、根を木質化したところまで切り戻し、新たに根を出させて土栽培に戻す予定です!
右の写真は先日HCから救済してきた子株です。予想通り我が家の株とドンピシャのタイミングで開花してくれました。この株の花はずいぶん大きく、花径は5cmほどありました。この株には2輪目がでそうな感じだったのですが、いまのところ上がって来ていないので、1輪で終了かもしれません。ですから中株と交配させる予定です。まだ今のタイミングでは花粉が出ていないので、 次回開花がいいと思われます。

帝玉子株の1輪目が全開し2輪目も開き始めた! 帝玉中株の1輪目が全開

左の写真は9日から先陣を切って開花した子株です。本日の気温の高さと強い陽射しで2輪目も開花させました。
右の写真は中株です。やはり5時の方向の花弁は短いようです。ですが2輪目、3輪目の花芽もかなり膨らんできているので、この中株は3輪同時開花の可能性は十分ありそうです!
まあとにかく4株全てで1輪目が全開してくれましたので、もう大丈夫です。あとは天気次第です!!

ベランダの日陰でも25度まで上がっていました。暑いはずです。

2013年03月24日
今日の帝玉(Pleiospilos nelii)くん達です。昨日は気温がやや低く、また午後から割と雲が広がったため、開花しませんでしたが、本日はしっかりと開いてくれていました!

子株と中株が2輪同時開花した帝玉

ただ本日は家庭教師の時間が普段は午前中なのですが、午後になってしまったので、写真は午後4時前のもので少し閉じかけているようです、残念!培養液栽培の子株も先日救済した子株もさすがに開花4日目なので、前回よりは花径も少し大きめです!土栽培の子株は2輪目が全開に近い開きっぷりでたいへん良い感じです、そして右手前の中株も2輪目が開き始めました!!
前回の記事でも書いていますが、開花に関してはあとは天候次第ですので、私には何もすることはありま せん。ただ手前左の子株は左右の古葉が早いペースで柔らかくなってきていますので、もしかしたら受粉した可能性もありそうです?!他の株は開花した8日以 降水やりは3回ですが、この株は軽めの水やりもいれて5回です。でも水やりすれば直ぐに張りが出て来ているので良しとしておきます!!!

2013年03月30日
およそ一週間ぶりの登場、培養液栽培中の子株くんです。培養液栽培を始めて、213日目となりました。

培養液栽培213日目の帝玉子株

培養液栽培は開花中の水やりは楽でねぇ!というのも今年は開花して以降どの株も古葉の縮みが早く、土栽培の株は毎日古葉の固さを確認し、2、3日〜4、5日 に一回程度の水やりになっています。それが培養液栽培だと一週間に一回の定期的な溶液交換で済むからです。でもその代わり、Phや水温などの管理は手間がかかりますが、培養液は完全に固定されているので、今の時期は本当に交換だけなので培養液栽培のほうが楽な気がします。昨日は2輪目の先端はほとんど開きませんでしたが、本日は強い陽射しのおかげで3分程度まで開きました。でも気温が今一上がらず、このあと直ぐに蕾んでしまいました。1輪目は本日で8回目の開花ですので、3輪同時開花はかなり難しそうです!他の3株も開花していますが、割愛しました。

2013年04月04日
培養液栽培を始めて217日目です。1輪目の花は萎みましたが、2輪目がほぼ全開、3輪目も先端が開きました!



3輪同時開花も期待していましたが、1輪目が2日に萎みましたので無理でした!

2013年05月03日
先月26日に培養液栽培の帝玉子株の3輪目の花が終了し4株の全ての花が終わりました!帝玉子株と中株はそろそろ植え替えないといけません。

花が終わった帝玉達

花がらの大きさから培養液栽培の子株の3輪目と中株の3輪目、土栽培の子株の2輪目は結実していないかもしれませんねぇ?!
今回はあまり種子を作らせたくはないので、植え替え時に切る予定です!

2013年07月22日
培養液栽培を始めて322日目です。

水耕栽培中の帝玉

こちらは昨年8月から培養液栽培している帝玉子株くんです!この株もかなり生長しましたので、中株と呼ぶことにします!
先月水位が極端に下がり根を干からびさせてしまったので、途中からカットし発根させました!ほぼ1年間培養液で栽培してきましたが、全く問題はありませんでした。
10月23日に新芽が出初 め、12月31日には花芽が確認出来ました。翌年3月12日から開花が始まり、4月26日まで3輪の花を開花させ、結実しました。その後古葉が縮みながら 新芽が生長し、現在に至っています!水位の管理やPhの管理、培養液の交換などかなり手間がかかるので、そろそろ土栽培に戻す予定です!

2013年08月02日
培養液栽培を始めて338日目です。このまま特に変わった事は起こらないと思いますので、土栽培に戻しました!

植え込んだ一年間培養液栽培した帝玉中株

この子はまだ4号鉢で十分ですので他の株と同じ4号深鉢です。植え込んだあとは直ぐに水やりしています。
帝玉はリトープスと同じで水やりしないと発根しませんので、植え込んだら必ず直ぐにたっぷり水やりすることが重要です!
ほぼ一年間培養液で栽培しましたが、全く問題ありませんでした。根を伸ばし、新芽を出し、そして3輪の花を咲かせ、結実し現在に至っております。
木質化した根が水に浸かりっぱなしでも、また根に苔がびっしり着こうが全く問題ありませんでした。
よく木質化した所から腐るので表土付近は軽石などがよいと言われていますので、私もずっと表土2cmは 軽石や日向土にしていましたが、あまり気にしなくてもいいみたいです。
培養液に浸かりっぱなしでも平気なのですから!
培養土はパーライトが余り気味なので、パーライト、日向土、赤玉土を全て1:1:1にしたものをベースにたい肥と腐葉土を約2割ほど混ぜました。
あとマグアンプK中粒、ハイグリーンを適量、有機化成肥料も少し追加しました。水はけと保水力は十分確保出来ていますので問題ないかと思います。

2013年09月30日
と言うことで帝玉の培養液栽培はここで終了です!



この株は土栽培に戻しましたが、今年の猛暑もなんのそので、50度を超える我が家の庇の上で問題もなく夏越しし、現在新芽が出てきています!
帝玉を健康に育てるには、春から秋までは1日最低でも8時間以上の日照を与えること。葉が少し柔らかくなったらしっかり水やりすることです!!
肥料もちゃんと与えることです!!!


最新情報はCometのサボテン栽培日記のプレイオスピロス属で確認願います!

培養土栽培の帝玉の育て方はこちらにまとめてありますので、参考にして下さい!!
ハマミズナ科プレイオスピロス属 帝玉(ていぎょく Pleiospilos nelii)の栽培暦と育て方


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ベンケイソウ科センペルビウム属 巻絹(まきぎぬ)の栽培暦と育て方はこちら

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Cometの栽培環境

関西中部の高温多湿、冬はけっこう寒い地域で、サボテン、多肉植物にとってもわりと厳しい環境です。
2006年3月から2014年9月までのベランダの温度の最低最高気温はマイナス5.9度からプラス42.2度です。(測定場所はベランダの柱の影ですので、直接太陽光は当たっていません。夏太陽が直接当たると50度は簡単に超えます。またマイナス50度からプラス70度まで2箇所同時に測定でき、MIN、MAXをメモリーできるデジタル温度計を2台使用しています。)
基本は無加温、防寒、防風処理なしのベランダと軒下栽培ですが、2011年12月から一部簡易ビニール温室で栽培しています。また水やり後一週間以内で最低気温がマイナスの予報の時だけ一部の品種のみ室内に取り込むようにしてます。
居住地は標高65m程で、風の通り道にあるようで、日照が無くても表土は割と早く乾きます。また東西と南の西半分が近隣の家が接近しているため一階軒下は春から秋の日照時間は4時間ほど、冬場は2時間程度しか取れません。またベランダは夏場は午前7時から、その他は午前8時半頃から陽が当たり始めますが、午後は1年を通じ午後1時半から2時頃までしか陽が当たりません。
水は基本的には雨水(弱酸性)を使用。貯めた雨水を使う場合と雨の日に外に出す場合とがあります。
水道水はPh5.8以上〜8.6以下に定められていますが、多くはPh7以上、地域によっては8以上のアルカリ性ですので、水道水をそのまま使うことはありません。私の町の浄水場のPhは7.39(2008年3月問い合わせ時)でした。水道水を使う場合は2L当たり2ccのお酢を加えてPh5.5程度にして使用しています。
培養土のレシピ、栽培方法等もまだまだ試行錯誤の段階です。
もし参考にされる場合は、株の健康状態、ご自身の栽培環境等十分に考慮し自己責任でお願いします。

このページは、Cometのサボテン栽培日記で投稿した内容をまとめたものを、その後の経験等に基づき、随時加筆や修正しています。

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