サボテン科 マミラリア属 銀紗丸(ぎんさまる)の栽培暦と育て方

2013.11.23 更新

マミラリア属 銀紗丸 Mammillaria discolor ssp.discolor

花の特徴

銀紗丸の花のアップ マミラリア属銀紗丸の花のアップ 39輪同時開花のマミラリア属銀紗丸 45輪同時開花のマミラリア属銀紗丸

花の色:少しマゼンタがかったピンクで周辺が少し薄い
花径:12〜16mm
花茎の長さ:2〜4mm
開花時間:午前8時頃から午後5時頃まで(気温により異なります)
開花日数:3〜5日(気温により異なります)
開花期間:1月上旬から6月上旬
同時開花数:45輪

花色は月影丸を少し薄い色にした感じの色で、外側の花びらの周辺は色が少し薄く(白っぽく)なっているがグラデーションとまではいかない。
蕾の形は一般的なマミラリア属とは少し異なり全体に丸みを帯びています。それは花びらが短く、また先端の形状が尖っておらず丸みを帯びているためと思われます。
花径は金洋丸と同じぐらい、花茎は金洋丸より少しありますが、短い方だと思います。
通常の開花時間は、わりと天候に関係なく曇っていても午前8時頃から夕方5時頃まで開花しているので長いほうです。暖かくなってからの開花日数は標準的な3〜5日でしたが、1月、2月の冬の間は24時間開きっぱなしの時もありましたし、1週間以上咲き続けたこともありました。

2009年の開花期間は4月12日〜5月22日で開花総数は7輪でした。
2010年の開花期間は1月11日〜6月04日で開花総数は52輪でした。
2011年の開花期間は3月25日〜5月27日で開花総数は53輪でした。
2012年の開花期間は1月01日〜5月26日で開花総数は73輪でした。

我が家の無加温、防寒対策無しの鉢植えのマミラリア属銀紗丸の特徴ですので、加温設備のある地植え株とは異なるかもしれませんが、ご理解ください。

よく銀丸と書かれているのを見かけますが、砂ではなく正しくは紗です!

ginsaumae 銀紗丸という呼び名ですが、実際の和名はMammillaria discolor ssp.discolor異色丸・五彩丸が正しいようで海外のサイトでは、amoena 雪慈童やochoterenae 紅葉丸と同じくこれらのシノニムとして扱われています。


原産地と特徴
原産地はメキシコの、オアハカ州、メヒコ州、イダルゴ州、ベラクルス州 、プエブラ州で、標高は1700m-2900mほどです。
高地性の性質を持ちます。

・大きさは株径7〜15cm、高さ15〜25cmほどになります。

銀紗丸

・肌はやや明るい緑色ですが、疣は少し濃い緑色で見る角度によって色が違って見える気がします。中刺は5〜6mmの長さの赤い棘が3本、20mmを超える赤い棘が1本で、縁棘は白色かやや黄色を帯びた少し張りのあるたいへん細い棘で、20本近くにまで増えます。
疣腋の綿毛は株径11cm(棘込み)高さ7cm程度では出てこないようです。
・耐寒性は優れていますが、耐暑性はやや弱く、真夏の強光線では日焼けします。6月から10月前半頃までは50〜65%程度の遮光と十分な風は必要ですが、日照時間はなるべく長く取るようにします。
・水やりはマミラリアに共通しますが、やや少なめがいいみたいです。水やりが多いと徒長し地肌が良く見えるようになります。
夏場は開花後になりますので、休ませた方がよく、夏場の水やりも2週間に1回程度に抑えた方がいいようです。冬場は30日に一回ぐらいで十分です。

いくら耐寒性があるといっても限界ギリギリで冬越しさせるのと、少し余裕をもって過ごさせるのでは春以降の生長具合に大きな差がでます。また我が家では冬の間、日の出から朝日が当たる場所に置いていますので、耐寒性が高くなりますが、もし朝日(午前8時までには)が直接当たらない場所で栽培される場合は、マイナス予想の時は室内に取り込んだ方がいいと思います。
また株径3cm以下の幼苗は耐寒性も耐暑性、耐強光線性などは成株に比べればほとんどありませんので注意が必要です!

加温設備のある、立派な温室内の地植え株などであれば、かなり異なるかもしれません。あくまで我が家の栽培環境での鉢植えの銀紗丸の特徴です。

栽培暦と育て方

2009年03月31日
銀紗丸(ぎんさまる Mammillaria ginsaumae)を購入しました。
以前、内裏玉(だいりぎょく)や月影丸を入手したホームセンターです。メーカーは不明、名札にはギンサマルとカタカナで記されていただけでした。

マミラリア属銀紗丸

調べてみました。
蕾の形からマミラリア属ということはだいたい分かりましたから、マミラリア属の中を調べてみると、漢字では「銀紗丸」
マミラリア・ディスコロル亜種ディスコロル Mammillaria discolor ssp.discolorのようです。この種には多くのシノニムが存在し、銀紗丸もその一つのようです。

シノニムとは別名、異名のことです。
シノニムが多くできる原因ですが、概ね以下のようです。
・既に新種記載されているのを知らずに、新たに記載してしまった。
・別種と判断して記載した種が、後の見直しで同種であると見なされた。
・種内の変異を亜種や変種と判断して記載したが、それが分ける必要なしと判断された。

上記の他にもシノニムが生じるのにはいろいろな状況があるようですが、この銀紗丸はどうなんでしょう?
サボテンに限ったことではありませんが、古い通称や間違った流通名などけっこう残っていたりしますから困ります!

株径は刺を含み9cm、高さは4cmでした。黒の3号プラ鉢に白の大きめの化粧砂が糊で固められていました。
蕾ははっきりと確認できるのが5ヶ、たぶん蕾が出てくると思えるのが3ヶでした。銀紗丸は他にも3株ほどありましたが、あまり蕾は付いていませんでしたからそれほど多花ではないのかも知れません。
でもこの長く伸びた刺が良いです!
あまり蕾も付いていないですし、また蕾も小さいので明日にでも植え替えようかと思っています。

2009年04月05日
我が家に来たときより刺の張りが無くなってきて少し柔らかく感じるようになってきたので、水やりしました。
といっても昨日お昼前から雨だったので、花盛丸(かせいまる)や短毛丸(たんげまる)と一緒に雨に当てただけですが。1時間に1〜2mm程度の雨が一番いいです。昨日は0.5〜3mmの雨が8時間ほど降りましたので絶好の水やりとなりました。

銀紗丸と花盛丸

エキノプシス属 花盛丸も我が家では刺が長い品種なのですが、銀紗丸くんに比べるとまだまだといった感じです。
でもこの銀紗丸くんですが、刺が鉢よりはみ出ているのです。
どうやって化粧砂を入れたのか不思議です!!
株を植え込んだ後から化粧砂を入れるのは困難ですし(刺が鉢からはみ出しているのですから)、刺を避けて糊で固めるのも手間がかかりそうです。
先に化粧砂を入れ、株を入れるスペース分中央は開けておき、周辺の化粧砂を糊で固め、短く根を切った株を上から乗せておく。
そして1ヶ月程このままで育て根を張らし、株が動かなくなってから出荷しているのでしょうか?
ですから銀紗丸を植え替える場合、このままの鉢サイズのままでは私には植え替えられないわけです。
猩々丸(しょうじょうまる)を購入したときも、刺がはみ出していたので、結局一回り大きな4号鉢に植え替えました。
銀紗丸も4号鉢に植え替えになりそうです!

2009年04月12日
開花しました。

銀紗丸の花

花径12mmほどの小さな花です。
花茎は金洋丸ほどではありませんが、ほとんどありません。
こういう形のサボテンの特徴なのでしょうか?
花の形も割と似ていますし、金洋丸の刺を長くしたら銀紗丸にかなり近くなりますからね!

今日も暑いです。
最低気温も13度、最高気温は25度を越え4日連続の夏日です。
シャガの中に7月頃から見かけるカヤキリを見つけました。もう夏だと勘違いして出てきたのでしょうか?

2009年04月16日
2輪目も開花しました。

銀紗丸の花

昨日、今日とあまり日照がなかったのでサボテン達にはあまり変化はないようです。乾燥中の雪晃は明日にでも植え込む予定です。

2009年04月21日
天気の悪い中、銀紗丸(ぎんさまる)の花が全開していましたので撮影しました。

銀紗丸の花

雌しべと雄しべの感じは、同じ属で花の大きさがほぼ同じである猩々丸や金洋丸と区別が付かないほど似ています。

猩々丸の花

上の写真は2007年5月に撮影した猩々丸の花のアップです。
本当にそっくりですよね!

花径が一回り小さい内裏玉は雄しべの数が若干少なく、花径が一回り大きい月影丸は、雄しべの数がかなり多いように見えますが、実際はどうなんでしょうか?
銀紗丸の蕾は我が家のマミラリアの中では少し形が違っていて、先端がかなり丸みを帯びていますが、そのため開花した花びらの先端もかなり丸みを帯びています。
金洋丸も蕾に少し丸みがあり、やはり花びらも先端がとがっていないのは同じなので、蕾を見れば花びらの形が予想できそうです?!

今日も全く日差しがありませんでした。
昼過ぎ、かなり強い雨が10分ほど降ったので、外に出していたパンジーや花壇の擬宝珠など倒れてペッチャンコになってしまいまし
た。

2009年05月08日

開花中の銀紗丸

朝から霧雨が降ったり止んだりで、全く日照がありませんが、2輪開花させました。
でも花芽はあと2ヶで終わりそうです。

2009年05月29日
花が終わり休ませていた銀紗丸の土を落としました。
化粧砂が糊で固められていたので、いつものようにぬるま湯に浸けて落としました。詳しくはこちら

土を落とした銀紗丸

根の感じは金洋丸に似ています。形が似ているから根も似ているのかな??一日根を乾かせてから、短く切り縮めます。

雨は昨日ほんの少し降っただけで、今日も全く降らないし、明日以降もしばらく降らなくなったみたいです。
気温も高く、今日は28度を超えていました。今年はもしかしたら空梅雨になるのかな?

ここまでの水やり実績は3月0回、4月4回、5月3回でした。

2009年06月02日
乾燥させていたマミラリア属 銀紗丸(ぎんさまる)を昼休みに植え込みました。
できあがりはこんな感じです!

植え込み後の銀紗丸

もともとは3号のプラでやや深めの鉢ですが、以前書いたように、刺が鉢からはみ出ているので、私には上手く植え込めないので、4号プラの浅鉢に植え込みました。
多くのサボテンの根は直根性(横に拡がるより下に伸びる方が強い根の張り方)ですので深鉢が良いのですが、4号の深鉢では大きすぎるので今回はしかたなく浅 鉢にしました。かなり短く(2cm以下)切り縮めましたが、根に勢いがあれば2ヶ月もすれば鉢底から根が出てくる可能性も高いです。
ですから、9月頃に再度植え替えが必要になるかも?!

培養土のレシピは以下の通りです。
内裏玉などと同じマミラリア標準?レシピにしました。
鉢サイズ:4号プラ浅鉢 株径:9cm強(刺込み)
赤玉(2〜3mm)4:日向土3:腐葉土1:たい肥1:バーミキュライト0.5:イズカライト0.5
鉢底にはパミス(天然の多孔質火成岩を選別6〜8mm程度のものを使用)1cm程度敷きます。
たい肥は自家製サボテン専用
腐葉土は使用する1週間以上まえから苦土石灰と草木灰を少し混ぜて寝かしてあります。
肥料は有機肥料小粒(N:P:K=4:6:4)を少量、骨粉粒(赤玉土等による燐酸分吸着補正分)を少々入れています。

しばらくは午前中よく日が当たる場所で管理し、以降は月影丸と同じ管理をする予定です。
というのもこれも以前書きましたが、この銀紗丸の花は曇りでもほぼ全 開するのです。こういう品種は月影丸のように真夏の強光線には弱い可能性が高いからです。ですから1回目の水やり以降は月影丸と同じ管理をするのです。
これから梅雨に入り日照不足にも注意しなければなりませんが、晴れた日の太陽光はかなり手強くなってきていますからね!

2009年07月02日
花が終わり登場の機会が減ったマミラリア属のサボテン達ですが、今日は銀紗丸(ぎんさまる)くんの近況報告です!

マミラリア属銀紗丸

6月2日に植え替えた銀紗丸ですが、新刺も少し出てきて、またその分少し膨らみました。
肌色も購入時は少し薄い黄緑が混じったような色でしたが、少し深みのある緑色になってきました。
月影丸と同じ、30%遮光して育てているので濃い色になってきているのだと思います。
また昨年(2008年)の月影丸ように植え替え後一気に徒長してしまはないように若干水やりは控えめにしていますが、鉢の乾き具合も良い感じなので今のところは順調のようです。

ここまでの水やり実績は、6月4回、7月4回、8月5回、9月3回、10月3回でした。

2009年11月03日
久々登場の銀紗丸(ぎんさまる)くんですが、なんと花芽が出てきました。
まだ出てきたばかりで分かりにくいですが、全周に10ヶ以上出てきています。

銀紗丸の花芽

春は4月12日から5月21日の間に7輪開花させましたが、今回は春よりも多そうです!
同じマミラリア属の猩々丸も晩秋から開花するらしいですが、銀紗丸くんも2度咲きの性質を持っているようです。
でも我が家の猩々丸くんはこの3年間は一度も冬に花芽は出てきていません。何でなんでしょう??

今朝のベランダは4度台まで冷え込みました。そろそろ日の出丸くんは暖かなところで管理しないといけなくなってきました。

2009年11月20日
花芽ですが、かなり出てきました。
ピンク色が見えるところだけで24ヶ、花芽になりそうなところがまだ10ヶ所ほどありますので、春の5倍ほどになります。

銀紗丸の花芽

これだけ離れても膨らんできているのはしっかり花芽と分かります!
ただ心配はこのまま何もしなくて開花してくれるのかどうかということです。
開花に必要な温度が最低気温なのか、それとも最高気温なのかということもわかりませんからねぇ!
今春3月31日に購入したときの気温は最低が3度ぐらい、最高は12度ぐらいでしたから、今よりも少し寒い時です。
ですが最初に開花したのは4月12日で最高気温が25度を超えた日ですから、もしかしたら冬に咲くといっても、ビニールハウスやガラスケースなどに入れて日中25度ぐらいまで気温が上がらないと咲かないかもしれません。
ビニール温室ぐらい用意した方がいいかもしれません。

2009年12月07日
エキノプシス属 花盛丸くんとマミラリア属 銀紗丸くんです。
どちらもずいぶん大きくなりました。棘の長い品種同士、よくこの組み合わせで撮影しています。

銀紗丸と花盛丸

現在花芽を着けている銀紗丸くんは、ここ最近急激に丸っこくなりました。花芽はそれほど大きくなっていないですし、数も増えていません、それにもう3週間近く水やりしていないので、膨らむより少しは縮んでもよさそうなのですが、どうしてでしょうか?日照不足による徒長(アレオーレ間や疣間が間延びしたりする)もあるのかなぁ?!でも他の品種では徒長は見られないので、違う気もするけど!

今朝は冷え込みベランダは2度台でした。日中も気温が上がらず、11度でかなり寒かったです。

2010年01月03日
11月初めに花芽が出始めたマミラリア属 銀紗丸(ぎんさまる)くんですが、かなり膨らんできました。

花芽を沢山着けたマミラリア属銀紗丸

真上から見てもかなり花芽がしっかり見えます。
昨年春に開花したときに比べればまだ少し小さい気がしますが、手前の花芽なんかはもう開いてもおかしくないく らいしっかりと膨らんでいるように思えます。花芽と確認できる物で28ヶほどありますし、なりそうなところがあと数ヶあるので30輪ぐらいは開花しそうで す!
前回かなり株自体が膨らんでいると書きましたが、株径そのものも7月頃に比べれば一回り大きくなっているようです。

朝の冷え込みはそれほどでもありませんでしたが、今日も時々小雪が舞う寒い一日でした。
日照も短く花芽を着けているサボテンくんたちにはあまり良い天気が続いていないので、ちょっと心配

2010年01月10日
開花が始まりました?? 
今朝コンテナを見るとほんの少しだけですが、先端が開きかけていたので、昼過ぎに見に行くとさらに3mm程だけですが開いていました。

銀紗丸の開花?

今日もほとんど日照がないので、これ以上は開かないと思います。
でも年が明けてから日照がかなり少ないことと、ここ数日は風が強い日が多く、コンテナ閉めっ きりでも15度ぐらいまでしか上がりません。
ですから開花にはまだ少し早い気がしますが、このあと全開してくれるのでしょうか??
水もかなりの期間切っていますからねぇ!水やりした方がいいかもしれませんねぇ?

2010年01月11日
今朝見ると昨日と同じで3mmほど先端が開いたままでした。どうも昨晩は蕾まなかったようです。そしてお昼前から開き始めました。

銀紗丸の花

棘が立派になったこともあって、全開しにくいようです。
もちろん気温も低いですし、今日もほとんど日照がありませんので、仕方ありません。
全開すれば花径は15mm前後あるのですが、10mmほどです。

2010年01月13日
昨日は雨だったので日照がほとんどなくさすがの銀紗丸くんも開きませんでしたが、今日はトータル4時間ほどは日差しがあったので、開いてくれました。

銀紗丸の花

一昨日とほとんど変わらない感じです。
でも今日は日中の気温が低くかつ風もかなり強かったので、コンテナは締め切っていても15度までしか上がりませんでした。
ですから今晩はかなり厳しそうです。
この日記を書いている今の外気温は既にマイナス0.8度です。マイナス5度ぐらいまで下がるかもしれないなあ??

2010年01月14日
今朝は日の出から昼過ぎまでは雲一つない快晴でしたので、銀紗丸くんがやっと、全開してくれました。

銀紗丸の花

目一杯花びらを拡げていますが、棘に当たっているのでこんな感じにしかならないのはちょっと残念です!

今朝も冷え込みました。
コンテナもほとんど役に立ちませんでした。外気温はマイナス3.0度までしか下がらなかったものの、コンテナ内はマイナス2.1度まで下がりました。明け方急激に冷え込むような場合には対応できますが、12時間以上ずっとマイナス2度前後の気温で、しかも風速5〜7mぐらいの風が吹き付けていてはどうしよう もないみたいです。
それと2階の客間の窓際の温度計の最低気温が0.2度になっていました。
もう少しで室内で氷点下です。
やっぱ築50年以上の木造ですからかなり厳しいです!それと台所のごま油やオリーブオイルが固まっていました。

2010年01月19日
11日に開花が始まって今日で8日目ですが、なんと全開しました。しかも14日の全開時より頑張って開いているみたいです!

銀紗丸の花

8日目の全開も驚きなんですが、11日の日記で夜蕾んでいないかもしれないと書いています。
それで昨晩ずっと観察していたのですが、10mmほどの半開の状態でまったく蕾む気配さえありませんでした。

深夜開花中の銀紗丸

上の写真は昨晩の12時過ぎのものですが、こんなに開いているのです。
どうしてなんでしょうか?
以前緋裳丸が30時間連続で開花したときは、気温が25度以下に下がらなかったこと、30時間の平均気温が30度を上回っていたことが、原因と推測したのですが、今回は気温では無さそうですが??
しばらく観察しようと思います!

今日は予報通りマイナスにはなりませんでした。そして日中気温もかなり上がったせいか、土もだいぶ乾きました。この銀紗丸くんの鉢も表土は完全に乾いていて鉢を持った感じもかなり軽いです。

2010年01月27日
快晴の強い日差しでついに2輪目が開き始めました。1輪目も16日連続の開花で、しかも全開です!

銀紗丸の花

1輪目の右側の蕾ですが、少し先端が綻んでいるのが分かります!
今日は全開にはいかないと思いますが、5mmぐらいは開いてくれるのではないでしょうか?!
あともう1輪開花しそうなぐらい膨らんできた蕾がちょうど真後ろにありますので、こちらも期待です!!
でも1輪目ですが、夜中でもほとんど蕾んでいないんですよね!
だいたい8mm以上は開いている感じです。
最初はもう閉じられないのかなとも思ったのですが、こうして天気さえ良ければ全開していますから本当にどうなっているのでしょうか??

今朝も冷え込みました。マイナス3.8度でこの冬3番目の低さです。コンテナ内もマイナス0.9度まで下がっていました。

2010年01月30日
2、3輪目を開花させました。そしてついに?1輪目が萎みました。

マミラリア属銀紗丸の花

2輪目は全開まではいっていませんが、まあまあ開いています。
左の1輪目は結局18日間咲き続けたことになります。無加温のコンテナでの栽培ですからこのような結果になったのではないかと思います。

マミラリア属銀紗丸の花

上から見たところですが、3輪目も半開しています。
また上から見てもけっこう蕾が見えてきていますので、他の蕾もそこそこに膨らみ大きくなってきたようです。

他のマミラリア属はまだ花芽が上がってきていません。
昨年の感じからすると月影丸くんがそろそろ見え始めても良さそうなのですが、気配も感じられません。
やっぱ子吹きが多すぎるのでしょうか??

2010年02月06日
雪が止むと日が差し、またしばらくすると雪が舞うという変な天気ですが、その晴れ間に銀紗丸くんが2、3輪目を全開させました。

銀紗丸の花

4〜6輪目の花芽もだいぶ膨らんできました。
明日以降日中の気温が10度を超え、しかも日照もほどほどある予報なので、期待できそうです!!
でも他のマミラリアくんたちは花芽が上がってきませんねぇ!!

今日は風が猛烈に強く、先日寒波に当てて、花芽を痛めたキダチアロエくんに昨晩防寒としてビニールを被せておいたのですが、吹っ飛んでいました。最高気温が4度でこの冬一番の冷え込みです!

2010年02月09日
4輪目、5輪目が開き始めました。
気温は4月上旬並に上がったものの、日照はほとんどありませんでしたが、銀紗丸くんは月影丸くんと同様にけっこう開花します。

銀紗丸の花

2、3輪目は全開、4輪目は60%ぐらい、5輪目は開き始めたばかりぐらいです。
月影丸、銀紗丸のように日照が少なくても、また完全な曇天でも開花する品種は概して、真夏の強光線には弱いです。
逆に強光線で育てる品種、我が家ではマミラリア属の内裏玉、猩々丸、金洋丸くんなどは強い日差しがないとほとんど開いてくれません。
またコリファンタ属象牙丸くんは強光線で育てますが、やはり強い日差しがないと開花してくれません。
ですから初めて購入した品種の開花条件を観察していると、栽培する上での光線条件もなんとなく分かるのではないかなと思っています。
ただし24時間蕾ことなく数日間咲き続けるような品種には若干当てはまらない場合もある気がしますが?!

2010年02月13日
少し日差しが出てきたので、全開ではありませんが6輪目までが開花しました。

5輪同時開花の銀紗丸

もう少し気温が上がり、日照があれば全て全開してくれそうですが、今日もあまり気温が上がらないので、こんなところが精一杯のようです!
花芽を数えましたが、34ヶほどありますので、花輪が一周出来るぐらい開いてくれる可能性もないわけでは無いので、少し期待しておきます!!

2010年02月19日
先日から変わらずまだ6輪目までしか開花していませんが、1月27日から開き始めた2輪目がなんとまだ開花しています!

長期開花中のマミラリア属銀紗丸

2輪目は写真手前中央の花ですが、その同じ列の左横に、既に萎んだ1輪目が見えます。1輪目も18日間咲き続けましたが、2輪目はもう既に3週間以上開花しているのですよ。どうなっているのでしょうか??
同じマミラリア属の内裏玉、月影丸くんも花芽は順調に出てきていますが、金洋丸は気配がありません。猩々丸と同じ時期ぐらいになるのかな?

今朝も猛烈に冷え込みました。ベランダはマイナス3.9度でした。コンテナ内もマイナス0.9度まで下がりました。

2010年02月26日
2、3輪目も萎みましたが、7輪目と8輪目が開き始めました。7輪目は半開、8輪目は20%程度でしょうか!

開花中の銀紗丸

今日は朝からずっと雨ですから日差しは全くありませんが、雲がそれほど厚くはないので、銀紗丸くんが開花するには十分な明るさのようです。21日に水やりしましたが、昨日、一昨日の20度を超える気温のおかげですっかり乾きました。
来月5日までは最低気温もかなり高い予報が出ていますが、天候も1日おきに雨の予想ですので、植え替えや水やりのスケジュールがちょっと難しそうです!

2010年03月23日
日差しが全くなく雨が降ったり止んだりの曇り空ですが、5輪開花しています。今日は気 温も低く、かなり肌寒いですが、13輪目まで開花させました。まだ20輪以上花芽がありますので、もう少し暖かくなれば鉢巻きまではいかなくとも、もう少 し賑やかになると、期待しています。

銀紗丸の花

でもこの銀紗丸の1輪の開花日数ですが、いくら気温が低く、日照不足といえど長すぎます。最初の6輪目まではおよそ3週間ですし、7,8輪目でも2週間ほどです。しかも以前の日記で書いていますように、夜になっても完全に蕾まず、半開程度に開いたままです。
なんでこんな開花の仕方なのかな??

日の出が5時台になって、6時前に起きても十分明るくなってきました。これなら6時からでも植え替えも出来そうです!!

2010年03月29日
日の出から快晴だったので、7輪が開き始めようとしていました。ですが以降、雨が降ったり、午後からは雪になったりで気温も上がらなかったので、ほとんど開きませんでした。

マミラリア属銀紗丸の花

でも明日は良い天気みたいなので、7輪の同時開花が見られそうです!
昨年の銀紗丸はトータルでも7輪しか開花していませんので、それからすると大躍進といったところです。花芽も40ヶ近くまで増えていますので、気温さえ上がればかなりの同時開花が見られるかもしれません?!

今晩から明日朝にかけてまたかなり気温が下がりそうですので、植え込み後まもない短毛丸の鉢にはビニールを被せました。

ここまでの水やり実績は11月2回、12月1回、1月1回、2月1回、3月3回でした。

ここからが2年目です!!

2010年04月13日
6輪開花させました。今日も全く日差しが無く、時折霧雨が降る天気ですので、本日から開き始めた2輪は半開ですし、他の4輪もさすがに暗すぎて85%程度の開き具合です。

6輪開花銀紗丸

この6輪で20輪目の開花になりました。でも上部に新たに花芽が出てきているので、残りの花芽を数えてみたら、29ヶもありましたので、予想以上に多花にな りそうです。昨年は処女花ということもありましたが、たった7輪でしたから、それからすると7倍ですので、たいへん頑張っているみたいです。

銀紗丸や月影丸のように日照が少なくても開花する品種はまだいいですが、猩々丸、内裏玉、金洋丸のように強い日差しが長時間当たらないと開花しない品種には かなりきびしい4月になっています。今日現在までの4月の日照時間トータルは昨年の60%程度の日照時間しかないですし、明日以降もあまり日照が期待でき ないことを考えると最終的には50%ぐらいまで落ち込みそうです。開花が始まった内裏玉も半開程度を3日ほど繰り返し、萎んでしまいますので多数の同時開 花は期待できないですし、猩々丸や金洋丸は開花がかなり遅れる可能性も出てきました。

2010年04月18日
銀紗丸はあまり日差しが無くても開花するので、今日のように午後から日差しが無くなっても開いてくれているので良いやつです!
内裏玉くんなんて朝開いたと思ったら、日が少し陰るともう閉じ始めていますからねぇ!

7輪同時開花の銀紗丸

今日新たに開いた1輪を加えて7輪の同時開花となりました。
昨年の開花期間は4月12日から5月21日でしたので、これからが本番です!
まだ花芽はだいぶありますので、同時開花記録の大幅な更新を期待したいものです!!

2010年04月21日
今日は風が強く以外と気温が上がりませんでしたので、これでもかなり頑張った感じです!
銀紗丸くんは頑張って8輪開花させました。2輪は本日開花したものなので、全開していませんが、6輪はほぼ全開です!

8輪開花中の銀紗丸

上からのカットでも花がかなり見えていますので、開きっぷりがよく分かると思います!!
この写真では分かりませんが、銀紗丸くんの雌しべの数が5ヶの花と6ヶの花がありました。
昨年は4ヶで猩々丸と同じだと思っていたのですが、けっこうバラつくみたいです!

2010年04月30日
9輪開花させました。
銀紗丸くんは他のマミラリアよりは気温が低くても、日照がはるかに少なくても開花してくれますので、今日も1輪新しい花を開花させ、9輪の同時開花となり、記録を更新しました。

9輪開花中の銀紗丸

さすがに本日新たに開花した花は全開ではありませんが、他の8輪はほぼ全開です!
昨年は花後、ボコボコと結実したようなものが上がってきましたので、今年は極力花が終わったら直ぐに花がらを取り除くようにしています。ただ終わって直ぐに抜けるのと抜けないのがあるので、疣腋を傷つけないように適度な力で抜くコツが必要です。

2010年05月03日
今日は気温が上がり、ついに猩々丸くんの開花が始まりました!

銀紗丸9輪開花

銀紗丸くんは昨日9輪開花でしかも2輪が開き始めていたので、11輪の開花を期待したのですが、2輪萎んで2輪が開花、そして1輪が先ほど開き始めましたので、明日は10輪の開花が見られそうです!
気温が高いので反りくり返るように花が開いています。

2010年05月05日
11輪開花させました。気温が上がってきて萎むのが早くなってきていましたので、なかなか9輪を超えてくれなかったのですが、やっと超えてくれました!!

11輪開花銀紗丸

11輪目はまだ半開ですが、お昼頃には全開してくれるでしょう! 
でも今日も暑いですね!最低気温が16度ほどですから銀紗丸くんや月影丸くんは午前8時過ぎにはもう全開です!

2010年05月27日
銀紗丸(ぎんさまる)くんです。昨年は4月12日から5月22日で7輪でしたが、今年は1月11日から開花し同時開花数も11輪と見事な咲きっぷりを見せてくれました。

花も終わりに近づいた銀紗丸

まだ蕾2ヶと開花中 の花4ヶが残っていますが、開花総数は52輪と7倍増です!何でこんなに開花時期が早まったのかは分かりませんが、マミラリアには時々春と冬に花を咲かす 品種があるようですので、この銀紗丸もそうなのかもしれません。でも今年だけではなんとも言えませんが!

ここまでの水やり実績は4月2回、5月5回でした。

2010年06月20日
花後2週間強休ませていたマミラリア属 内裏玉、銀紗丸、月影丸の土落としと根切りをしました。

土を落とした内裏玉 土を落とした銀紗丸

左は内裏玉ですが見事な根鉢になっていて安心しました。内裏玉を持つときは素手で十分ですので、素手で作業します。
このあと細い根は極力落とし、太い根を3cmほどに切り詰め、乾燥台に乗せました。

右の銀紗丸も立派な根鉢になっていたたためかなり培養土を竹串で掘り起こさないと抜けませんでした。特にプラ鉢の鉢底穴に根が絡みついていたので、抜けた時にはかなり根鉢を崩していました。銀紗丸は棘が長いですし、しかもけっこう柔らかいので、素手では持てません。昔は新聞紙をまいたりしていましたが、今は薄手のタオルをまいて持っています。銀紗丸も内裏玉と同じぐらい根を切り詰め、乾燥台に乗せました。

土を落とした月影丸 根切り後の月影丸

月影丸を抜くのは大変でした。ここ3年間で最も時間がかかりました!
とにかく猛烈な根鉢になっていたことと、かなり株が長く伸びているので、鉢の側面を叩い たりすると株が途中で折れる可能性もありそうだったので、かなり慎重に土を落としていかなければなりませんでした。しかも株元から子株が出て来ているので 竹串を入れるスペースがあまりないし、おまけに側面の子株を潰さないようにそっと持たないといけませんからねぇ!
月影丸は厚手の広告などをまいて持ってい ます。革手袋、ゴム手袋、布などなんにでも鉤針状の棘がひっかかってしまいますからねぇ。ひっかかると90%の確率で棘切らないといけませんし、下手する とアレオーレごと引き抜けてしまったりしますので、注意が必要です!!
今回は右の写真ぐらいまで根を切りました。余り短くするとかなり深く植え込まないと 倒れてしまいますので、昨年よりは1cm以上長くしました。これでもまだ倒れるかも?!

乾燥中の内裏玉、銀紗丸、月影丸

乾燥中の内裏玉、銀紗丸、月影丸くんたちです。湿度も高いし、日照も全くないので、少なくとも3、4日は乾燥させてから植え込みます。
内裏玉の後ろに何も植え込まれていない鉢が見えますが、これには株分けした象牙丸を植え込む予定です。

今日も全く日照無し。気温は28度ほどでしたが、湿度は70〜80%台とかなり高く蒸し暑かったです。でもポトスなんかはこういう天気が一番良いようで葉の艶がでて、はりもあり生き生きしてきました!!

2010年07月23日
今年は1月11日から6月4日までのおよそ5ヶ月間に52輪もの花を咲かせてくれたマ ミラリア属 銀紗丸(Mammillaria discolor ssp.discolor)くんですが、なんか結実したみたいです。内裏玉や金洋丸で見られる、中身のない結実とは違った感じです。一昨年猩々丸が結実し たときとよく似ています。

結実した銀紗丸

大きく膨らみ飛び出しているのは4ヶですが、まだ20以上残っている花がらも全く取れませんので、もしかしたら結実する可能性もあります。
サボテンは自家受粉(同花受粉もしくは同株異花受粉)する品種は少ないはずですので、他のマミラリアと交配したのであれば、処分した方がいいと思うのですが、銀紗丸はどう なんでしょうか?

今日も暑いです!37度を超えています。
こんな暑い中、象牙丸くんや日の出丸くんは朝からずっと遮光もなしで直射光を浴 びっぱなしです。
水やりも少し控えめにしていますので、土もカラカラですが、日焼けすることもなく、逆にどちらかというと肌色もよく張りもでて、さらに 艶、光沢が出て来ているのは、気のせいでしょうか?それと棘も太く、色つやも良いのはやはり紫外線のおかげでしょうか??

2010年08月12日
前回はまだ?でしたが完全に結実していました。
というのも先日3ヶほどが簡単に取れそうだったので、取ってみたところ全てに種子が入っていました。
そしてそれと同じぐらいの状態になっているのが現在12ヶもあります。写真は昨日の夕方撮影したものです。

銀紗丸の結実

銀紗丸が自家受粉していてくれたのならばいいのですが、他のマミラリアと交配していた可能性もないわけでは無いので、今回は処分することにします。
でもマミラリアはたった5株しか開花株がないのにこんなに受粉してしまうとはどうなっているのでしょうか?
それこそ何十何百と株を育てておられる方達はどうされているのでしょうねぇ??
虫などが入らないように温室で管理し、殺虫剤などで万全の対策をされているから自動同花受粉する品種以外は受粉しないのでしょうか??

ここまでの水やり実績は、6月2回、7月3回、8月3回、9月2回でした。

2010年09月14日
8月後半数日間直射光でに当てましたが特に日焼けしなかったので、その後も調子に乗って銀紗丸を直射光で栽培していたら、一気に株元から茶膜が上がり、棘がボロボロと落ちてきました。

茶膜が上がって来た銀紗丸


株は温度的には大丈夫だったようですが、根が痛みそのため一気に茶膜が進行し、棘が落ちたようです。
今年は昨年の7倍もの花を咲かし、また結実したことなどかなり疲弊していたのも原因の一つでしょう!
昔から花は咲かせ過ぎない、また結実させないと言われていますが、まさにその通りでした。
このあと直ぐに土を落としましたが、根はけっこうしっかりと張っていました。
根を切り縮め、1週間乾燥させてから、水耕栽培に切り替えました。

2010年12月28日
花芽が出て来ました。昨年は11月3日にもう少し大きくなった花芽を確認していますので、たぶん2ヶ月は遅れています。

銀紗丸の花芽

銀紗丸は栽培環境の変化に敏感なようで、11月頃から花芽が出たり、2月頃から花芽が出る場合もあるみたいで、冬から早春にかけて開花するようです。
しかし我が家の銀紗丸くんの花芽の上がりが遅くなった理由はいくつか考えられます。
まず1つは今年の開花数は昨年の7倍というとてつもなく多く、また結実もどきと結実もたくさん出したので、かなり疲労している。
2つめは昨年植え替えから爆発的に大きくなってしまいかなり膨れあがった状態でその体を維持するのに精一杯である。
3つめは7月頃の直射光でも日焼けしなかったので、そのまま強光線で栽培し9月上旬に株元から日焼けさせてしまい、株元に茶膜が出来てしまったので、現在水耕栽培に切り替え、室内の窓際で栽培しているため。
など色々あります。
たぶん室内で栽培していて光量と日照時間が不足しているのが最大の原因かもしれません?!
茶膜の拡がりや棘落ちは進行していませんし、新棘も出て来ていますし、もの凄く細かな産毛のような根がびっしりときれいに出ていますので、来年早い時期にでも、できれば開花前には培養土栽培に戻すことはできそうです。
水 耕栽培をする上で気をつけなくてはいけないことは、まず根に光が当たらないようにすること。根に光が当たっても平気な品種もありますが、多くの品種は苦手 です。ですから観葉植物でも初めてその品種で水挿しするときはかならず、陶器のとっくりのような口が細く光を通さない材質の容器で水挿ししています。また 既に発根している場合は株元まで水に浸けるのではなく、少なくとも根の1/3程度は水から出しておきます。
もう一つは水温です。1年を通じてなる べく変化が少ないように努めることです。ですから夏場はアルミホイルをは張って2重鉢にしたり、冬場はなるべく分厚い容器に変え、夜間はタオルを巻くなど しています。水替えはそれまで根が浸っていた温度と同じ水温にしてから交換します。こうすることで水耕栽培でもきれいに根がはるのです!
あとは水に含む酸素濃度ですが、できれば汲み置きした水に水槽用のポンプで空気を十分に含ませた水がいいです。
まあもともとサボテンでやっていたわけではありませんが、多くのアロエや観葉植物を水耕栽培してきたやり方をしているだけですが、サボテンでも結果は悪くないと思います!!

2011年01月20日
水耕栽培中のマミラリア属 銀紗丸(Mammillaria discolor ssp.discolor)くんです。
昨年12月28日に花芽を確認して以来、少し大きくなりましたが、まだまだこんなもんです。

銀紗丸の花芽

ただ全周には出て来たようで、これぐらいのが30ヶ近くは数えられます。
水耕栽培のメリットは根を常に確認できる、水切れで微細な根が枯れてしまわない、また根腐れしないなどがありますが、この時期かなり室温が下がりますので、 株の生長がぐっと抑えられてしまうのが難点です。水槽にサーモヒーター入れて常時20度ぐらいにしてやれば、かなり生長するはずなんですがねぇ?!
昔ポトスやフィットニア、ディフェンバキア、スパティフィラムをヒーターで温め、水栽培していた時は、年中生長していましたからねぇ!!
銀紗丸くんにはしばらく我慢してもらいましょう!
今年の開花パターンは2009年と同じぐらいで4月中旬ぐらいからの開花になりそうですねぇ?!

今朝起きたときはそれほど寒く感じなかったのですが、ベランダの気温はマイナス1.9度まで下がっていました。たぶん急激に冷え込んだのでしょう!

2010年9月21日から現在まで水耕栽培中です

2011年02月28日
水耕栽培中のマミラリア属 銀紗丸(Mammillaria discolor ssp.discolor)くんの花芽ですが先端がピンク色がなってきました。
花芽は現在2周目も出て来ていますが、開花にはまだ時間がかかりそうです!

水耕栽培中の銀紗丸の花芽

水耕栽培ですので、肥料がどうしても少なくなりますので、花芽の生長も遅いのかもしれませんねぇ!
水耕栽培していた短毛丸は5000倍程度の液肥にそのまま根の先端を浸しても平気でしたが、銀紗丸は5000倍の液肥を根を浸している容器に数滴垂らしただけ(つまり10万倍以上には薄まっているはずなのですが)でも急激に徒長し始める感じがありますので、難しいです!
また真白だった根が、茶色くなったりし てくるのも、かなり気になります!
ですから肥料はかなり少なめにしているのですが、そろそろここら当たりが限界かもしれません。気温が下がる前に培養土に植え込むつもりです。

2011年03月04日
銀紗丸(Mammillaria discolor ssp.discolor)くんを粉雪が舞う中、朝一で培養土に植え込みました。根は切らず、1日乾かして植え込みです。

植え替え後のマミラリア属 銀紗丸

4号鉢だと棘がはみ出すので、5号鉢にしました。
ただ5号深鉢だと大きすぎる感じがしたので、浅鉢よりはやや深目の鉢を選びました。
水耕栽培中は直射光には当てていませんので、このあと株だけにティッシュを1枚被せて、鉢には十分陽を当てて根を温めます。
またしばらくは夜間室内に取り込み管理します。
培養土はマミラリア標準培養土で、レシピは以下の通りです!

培養土レシピ
赤玉(2〜3mm)4:日向土3:腐葉土1:たい肥 1:バーミキュライト0.5:イズカライト0.5
表土には赤玉細粒を使いました。
鉢底にはパミス(天然の多孔質火成岩を選別6mm程度のものを使用)1cm程度敷きます。
たい肥は自家製サボテン専用*
腐葉土は使用する1週間以上まえから苦土石灰と草木灰を少し混ぜて寝かしてあります。
肥料は有機肥料小粒(N:P:K=4:6:4)を少量、骨粉粒を少々入れています。

これで花芽もはやく膨らんで開花してくれればいいのですが?!

今朝はマイナス1.1度まで冷え込みました。昨夜の雪が凍り付いていました。日差しはあるのですが、粉雪が舞っています。

2011年03月16日
銀紗丸くんです。2009年4月に購入、この子もかなり大きくなりました。

マミラリア属銀紗丸の花芽

棘が長いので5号鉢に植え込みましたが、ちょっと大きすぎるかな?!
でも4号だと鉢持つ時に棘が刺さるのでねぇ!
この子は昨年開花させすぎたのと、調子に乗って強光線で育てて、茶膜が上がって来たので、半年水耕栽培していましたが、順調に回復してくれました。
花芽もかなり出て来ていますが、この子も花芽を調整した方がいいかもしれません。もう3周目まで出て来てしまっているのでねぇ!

2011年03月25日
銀紗丸と月影丸くんの開花が午前10時過ぎから始まりました。
初日の開花は早くてこのぐらいの時間からですが、以降は午前8時ぐらいから開花し、午後4〜5時頃に蕾みます。これを3〜5日繰り返します。

開花が始まった銀紗丸 

銀紗丸は1輪、月影丸は2輪開花しています。まだだいぶ膨らんでいるのもあるので、午後にも開花するのもあるかもしれませんねぇ!
銀紗丸は水耕栽培していたこともあり、昨年より2ヶ月と2週間の遅れですが、一昨年よりは3週間早い開花です。
月影丸は昨年より3週間早い開花となりました。
とにかく我が家のように無加温のベランダ栽培では開花時期は天候、特に気温に大きく左右されますので、1、2ヶ月の開花期間のずれは当たり前です!
以前の日記にも書いていますが、この2株は昨年咲かせ過ぎたきらいがありますので、摘花したいのですが、強引に引き抜くことも出来ませんのでねぇ?!
どうすればいいの?!

2011年03月31日
今日のマミラリア属 銀紗丸(Mammillaria discolor ssp.discolor)くんです!
4輪は一昨日から開花させていますが、ようやく全開してくれました。ただ今年の花は小さいですねぇ!

4輪開花の銀紗丸

全開すれば花径は15、6mmになるのですが、今年のはまだ12、3mmです。
花芽の数は60ヶ以上あるのでその分小さくなっているのかもしれませんねぇ?!
気休めかもしれませんが、次の水やり時に薄めのPKのみの肥料でもやってみるかな!
左に月影丸くんが少し映っていますが、月影丸くんも4輪は全開、昨日、今日と開花した4輪は七分咲きくらいでした。

午後からはまた風が強いです。10m以上の風のようです!気温はしっかり上がりベランダの日陰でも18度を超えていました!

2011年04月02日
7輪を開花させました。
3月25日から開花が始まったわけですが、1輪目がまだ開いています。月影丸はもう1輪目などはとっくに萎んだのに、銀紗丸は長いですねぇ!

7輪開花の銀紗丸

昨年は年末から開花し、寒い日などは24時間開花しっぱなしがあったり、1輪が10日以上開花するなんてこともありましたが、気温の低さのせいと思っていま した。ですが今回も1輪目は9日目になるわけですから、もしかしたら開花日数は普通のマミラリアの倍ほどあるのかもしれませんねぇ!

2011年04月10日
マミラリア属 銀紗丸(Mammillaria discolor ssp.discolor)くんです。

10輪開花のマミラリア属銀紗丸

10輪開花させました。今年は花茎がやや短いのと疣が少し膨れあがっている性で、花がきれいに開きません。
それと中棘も購入時より太く固く長くなってきているので、その棘に当たりうまく開かないのもあります。
ずっと水耕栽培で室内管理してきましたが、ほぼ今の時期の直射光なら問題はない所まできました。
ですが昨年のように調子に乗って真夏の強光線で日焼けさせるようなことにはならないよう、GW明けぐらいは30%遮光にしようと思っています!

2011年04月13日
13輪同時開花してくれました。昨年までは11輪が最高だったので、記録更新です!

13輪同時開花の銀紗丸

本日開花し始めた花はまだ少し小さいですが、明日も天気良さそうなのでさらなる更新を期待したいですね!!

2011年04月14日
銀紗丸(Mammillaria discolor ssp.discolor)くんですが、14輪開花させ昨日の記録を更新しました。

14輪開花の銀紗丸

まだ少し隙間はありますが花輪っぽくなりました!ただ今年は花径が少し小さめです!!

2011年04月15日
昨日の記録を更新しなんと16輪の同時開花を達成しました!!
朝から日差しがほとんどありませんが、月影丸やこの銀紗丸は気温が高ければけっこうよく開花してくれます!!!

16輪同時開花の銀紗丸

昨日よりもずっと花輪の繋がりが良いですが、でも日差しがあればもっと全開し花輪が繋がったかもしれませんねぇ!
写真は午前8時半のものですが、お昼前から雲が厚くなって暗くなり雨が降ってきましたので、さすがに今日はこれ以上の開花は難しそうです!

2011年04月19日
またもや記録更新で17輪を開花させました!でも小さな花が多くなかなか繋がってはくれません!

記録更新17輪開花の銀紗丸

2011年05月28日
マミラリア属 銀紗丸(Mammillaria discolor ssp.discolor)くんの花が昨日で終了しました。
2011年の開花期間は3月25日〜5月27日で開花総数は53輪で過去最多、また同時開花数 もこれまでの記録を更新し17輪でした。
もう少しで花輪が出来そうなところも来ましたが、今年は少し花径が小さく残念です!!

花が終わったマミラリア属銀紗丸 

昨年は1月から6月までと5ヶ月間の開花期間でしたが、今年は一昨年と同じパターンでした。
我が家の銀紗丸だけではなく他の所の銀紗丸でもけっこう開花時期がバラツクようです!
銀紗丸の花がらは月影丸と同じで萎んでから2週間もすれば干からび簡単に取れるようになりますが、まれに取れない時もあります。これ まで何度も書いていますが、そういう場合は取れるまで待つのが賢明です!
銀紗丸は昨年夏調子に乗って直射光で栽培して日焼けさせて以降水耕栽培で管理し、今年の3月始めに植え替えていますので、植え替えはまだ良さそうです。株も少し大きくなり棘もさらに長いのが出て来ましたので、5号鉢にしたのは正解でした。
この5号でも銀紗丸を持とうとすると指に棘が刺さる時がありますからねぇ!今年は月影丸や緋花玉くん達と50%遮光して夏越しです!!
風通しよく管理することも重要です!蒸し作りにすると蒸れて拗れますので注意!

2011年10月10日
植え替え予定には入れていなかったマミラリア属 銀紗丸(Mammillaria discolor ssp.discolor)くんですが、植え替えました。1ヶ月ほど前から鉢底から根が次々に出てくるし、疣腋に綿毛が密集してきたので、植え替えることにしました!

植え替え後の銀紗丸

銀紗丸は3月始めに水耕栽培から培養土での栽培に切り替えました。やはり常に水を得ることのできる水耕栽培よりかは培養土での栽培の方が根の生長が早いようです。それと疣腋の綿毛ですが、これまでは全くありませんでした。
ですが夏が終わり、先月中旬頃から疣腋に綿毛が出始めました。出て来た場所は側面半分よりやや高い位置です。
今までですとちょうど花芽が出てくる当たりです。つまりこの疣腋綿毛の中から今年は花芽が出てくると思えるのです。
ということは今年は冬の初めごろから開花が始まるパターンのようなのです。
ですから植え替えてしっかりと肥料を元肥として与えた方がいいと判断したのです!
培養土は我が家のマミラリア標準培養土です。
鉢を5号深鉢にしたので下半分は4〜6mmほどの粒度で、上半分は2〜4mmの粒度にしました。また鉢底石は多めに、その上にゼオライトを軽く敷き詰めました。

2011年10月20日
予想通り疣腋の綿毛の中からピンク色の花芽の先端が見えてきました!

花芽が出て来たマミラリア属銀紗丸

一昨年は11月3日、昨年は12月28日に花芽が上がってきていますので、今年はこれまでで最も早い花芽の上がりになりました。
この分だとひょっとして年内に開花が見られるかもしれませんねぇ?!
植え替えたばかりですし、肥料もしっかりと入れてありますので、長期間楽しませて欲しいですねぇ!! 


続く・・・・・・


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Cometの栽培環境
関西中部の高温多湿、冬はけっこう寒い地域で、かなり厳しい環境です。
基本は無加温、防寒、防風処理なしのベランダに出しっぱなし栽培です。
2011年2月現在までのベランダ温度はマイナス5.9度からプラス42.2度にまでなります。(測定場所はベランダの柱の影ですので、直接太陽光は当たっていません。夏太陽が直接当たると50度は簡単に超えます。またマイナス50度からプラス70度まで2箇所同時に測定でき、MIN、MAXをメモリーできるデジタル温度計を使用しています。)
水やり後一週間以内で最低気温がマイナスの予報の時だけ室内もしくはコンテナに取り込むようにしてます。
風の通り道にあるので、日照が無くても表土は割と早く乾きます。
水は基本的には雨水(弱酸性)を使用。貯めた雨水を使う場合と雨の日に外に出す場合とがあります。
水道水はPh5.8以上〜8.6以下に定められていますが、多くはPh7以上、地域によっては8以上のアルカリ性ですので、水道水をそのまま使うことはありません。私の町の浄水場のPhは7.39(2008年3月問い合わせ時)
水道水を使う場合は浄水器(100均で購入)を通した水を前日かそれ以上前に充分攪拌し汲み置きして使います。
4月〜11月は基本的には常温の水ですが、12月〜3月の間は状況に応じて、暖め水温30〜35度でやる場合もあります
培養土のレシピ、栽培方法等もまだまだ試行錯誤の段階です。
もし参考にされる場合は、株の健康状態、ご自身の栽培環境等十分に考慮し自己責任でお願いします。

このページは、Cometのサボテン栽培日記に投稿した内容をまとめたものを、その後の経験等に基づき、随時加筆修正しています。 
ですから日記掲載当時と若干考え方や内容に違いがありますが、ご理解ください。
また銀紗丸に関してご意見、ご質問等ございましたら、上記のCometのサボテン栽培日記の関連記事からコメントしてくだされば、答えられる範囲でお答えさせていただきます。

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